朴槿恵(パク・クネ)セヌリ党大統領候補と文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党候補が7日それぞれ首都圏と釜山・済州で‘汎与党圏保守大連合’と‘全野党陣営単一隊列’を前面に掲げて激しい遊説戦を繰り広げた。 文候補の釜山遊説には前日に全幅支援を約束した安哲秀(アン・チョルス)前候補が合流して共同遊説に乗り出した。 安 前候補の文候補応援遊説が週末の状況にどれくらい影響を及ぼすかが今回の大統領選挙の分岐点になると展望される。
文候補と安 前候補は午後5時頃、釜山西面(ソミョン)のロッテ百貨店地下広場に一緒に姿を現した。 一時間前から地下広場は支持者2000人余りが足の踏み場もない状態になった。 二人が手を振って一緒に登場すると‘文在寅’、‘安哲秀’を連呼する歓呼であふれた。 支持者に囲まれた文候補は「私と安哲秀候補が今や一つになったし、美しい単一化を完成した。 力を合わせて必ず政権交替を成し遂げ、大統領選挙後にも新しい政治のために緊密に協議していく。 美しい単一化を完成させた安 前候補に拍手してほしい」と訴えた。 これに対し安 前候補は「新しい政治のための(国民の)熱望がどれほど大きいか知っている。 新しい政治実現のために熱心に努力する」と応じた。
これに先立ち文候補は午前に済州道議会で‘50代のための文在寅の5つの約束’という主題で民生政策を発表した。 午後には釜山、ベクスコ コンベンションセンターで民主党議員60人余りと共に特別議員総会を開き、地域公約である‘釜山ビジョン’を宣言した。 安 前候補も午前、釜山を訪ねて自身を支持した地域フォーラム関係者たちに会い、文候補への支持をお願いした。 夕方上京前までは文候補と別に南浦洞(ナムポドン)チャガルチ駅付近と釜山駅広場を訪ね市民らと会った。
朴槿恵候補は前日の京畿(キョンギ)南部に続き7日にもソウル東北部地域と京畿高陽(コヤン)など首都圏を訪ね保守層の結集と‘文-安連帯風’の遮断に出た。 朴候補は8~10日にも首都圏遊説に専念し、浮動層が多い首都圏攻略に集中する計画だ。 朴候補はソウル東北部地域遊説で「考えも違い、理念も違い、目標も異なる人が単に政権を取るために集まる旧態政治をすれば、果たして民生に集中できるか」として、安哲秀 前候補の文候補応援遊説を‘旧態政治’と批判した。 朴候補は続けて「参与政府の時が思い出されるでしょう? その時よりも一層大きな路線闘争と組み分けに苦しめられるだろう」とし‘参与政府審判論’を展開した。 セヌリ党は安 前候補が文候補に対する初めての応援遊説地として釜山を選択したのに対抗して、チョン・モンジュン前代表とイ・ジェオ議員を釜山に投じた。
釜山/ソク・ジンファン、キム・ウォンチョル、キム・ウェヒョン記者 soulfat@hani.co.kr