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‘労組破壊専門’創造コンサルティング、7年間に14労組 破壊した

原文入力:2012/09/24 08:21(1618字)

←労務法人‘創造コンサルティング’の事務室入り口。 ハンギョレ資料写真

内部文書入手…組合員指向分析・査察指針も
民主労総から脱退させれば1億ウォン‘成功報酬’約束まで

 会社側と労使関係コンサルティング契約を結んだ後‘労組破壊’に介入しているという疑い(<ハンギョレ> 2011年5月25日付3面)が提起されてきた労務法人 創造コンサルティングが最近7年間に14ヶの民主労組つぶしに関与していたことが確認された。 創造コンサルティングはこの過程で使用側と近い労組の設立など、各種不当労働行為を犯し、労組が民主労総を脱退すれば別途の‘成功保守’を受け取っていた。

 23日国会環境労働委員会所属ウン・スミ議員(民主統合党)と<ハンギョレ>が入手した創造コンサルティングの内部文書を見れば、創造コンサルティングが労使関係を安定させるという名目で使用者側と契約を結び、労組組合員の指向分析と‘一日観察日誌’作成など労働組合法に違反(労組活動介入)する方法まで動員して民主労組を無力化させた過程が含まれている。

 創造コンサルティングが昨年4月に作成した‘労使関係安定化コンサルティング提案書’にはサンシンブレーキ・大林(テリム)自動車・ケプス・ソンエ病院・嶺南(ヨンナム)大医療院・レークサイドカントリークラブなど創造コンサルティングが介入して民主労組が無力化された12ヶの事業場名簿が記されている。 コンサルティングが進行された結果、サンシンブレーキ・大林自動車の労組はそれぞれ金属労組と民主労総を脱退し、ソンエ病院(ソウル)・レークサイド労組は解散し、ケプスと嶺南大医療院は1000人を超えていた組合員が20~60人に減った。 これら事業場に創造コンサルティングが介入したことが内部文書で確認された柳成企業・ボッシュ電装まで合わせれば、最近7年間に創造コンサルティングの関与により民主労組が破壊されたり弱体化された事業場は14ヶ所に及ぶ。

 問題はその過程で不法行為をはばからなかったという点だ。 柳成企業の場合、職場閉鎖期間に‘キーマン’(社内同門会長・郷友会長・サークル長・係長など)を活用して組合員を復帰させ、彼らを中心に使用側に協調的な労組を作らせた。 創造コンサルティングの文書には‘キーマン抱き込みのために先ず組合員分類作業’、‘(復帰した組合員に対しては)徹底的に観察した後、一日観察日誌’等の内容も含まれている。

 また、サンシンブレーキとバレオ電装関連文書を見れば、使用側に協調的な新労組委員長の選定から労組設立時点、組合員総会シナリオまで全て創造コンサルティングが引き受けたことになっている。 これは‘労組活動に対する支配・介入’であり不当労働行為に該当する。

 創造コンサルティングは公式コンサルティング費用とは別に、労組を民主労総から脱退させたり、組合員数を減らす代価として‘成功報酬’を受け取った。 創造コンサルティングがサンシンブレーキと結んだ約定書には、コンサルティング費用(月3000万~4900万ウォン)の他に、労組が民主労総を脱退した場合、1億ウォンを支給するとされている。

 <ハンギョレ>は創造コンサルティングの反論を聞くために何度も接触を試みたが、創造コンサルティング側は取材に応じなかった。

 国会環境労働委員会は24日‘産業現場外注警備暴力聴聞会’を開き、柳成企業・SJM・KEC労使とシム・チョンド創造コンサルティング代表理事などを証人として呼び民主労組破壊疑惑などについて問い質す予定だ。

キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/553019.html 訳J.S