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[単独] ‘死んだ’筈の多段階詐欺王 "チョ・フィパル 生きていた"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/551304.html

原文入力:2012/09/12 08:21(982字)

←チョ・フィパル氏

検察 "チョ・フィパル生きていた" 追跡に出て
"中国遊興酒場で目撃" 情報
警察の死亡発表で終結した筈が

検察が‘多段階詐欺王’チョ・フィパル(55)氏が生きて中国にいると見て、チョ氏の所在を追跡中であることが確認された。 チョ氏が昨年12月中国で亡くなったという警察の公式発表で数兆ウォン台の被害をもたらした希代の多段階詐欺事件が迷宮に入るかに見えたが、検察の今回の捜査でその全貌が明らかになるかが注目される。

 司正当局関係者は11日 "中国にいる情報部員から最近山東省煙台(イェンタイ)と成都の韓国人が多く出入りする遊興酒場でチョ氏を目撃したという信憑性ある情報提供が検察に届けられた」として「検察もチョ氏が中国で生きているとみて彼の住居地など所在を把握している」と話した。 チョ氏は2004年から2008年までマッサージ機と健康用品などを販売すれば年40%の高収益を上げるようにするとだまして3万5000人余りの被害者から3兆5000余億ウォンを横領した疑いを受けている。 2008年10月告訴状が受け付けられた後、チョ氏は中国に密航し消息をくらましてしまった。

 大邱(テグ)地検西部支庁が去る5月16日インターポール手配を通じて中国に滞在していた共犯のカン・某(44)氏とチェ・某(55)氏を国内に連行し捜査は活気を帯びたが、カン氏とチェ氏が検察に強制連行されて5日後の5月21日、
警察庁知能犯罪捜査隊は 「チョ・フィパル氏が昨年12月、中国煙台市のあるホテルで心筋梗塞で死亡した」と発表し、中国の病院の死亡診断書と葬式動画などを公開した。

 司正当局関係者は「身分の洗濯が難しくない中国では死亡診断書などもいくらでも捏造が可能だ」として「チョ氏が死んだとすれば少なくとも写真位は公開されなければならないが、そうしたこともなく動画だけでは死亡したと認めにくく、検察はチョ氏の死亡を信じなかった」と伝えた。

キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr

原文: 訳J.S