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ソマン(希望)教会 担任牧師が教会所有地をこっそり売った

原文入力:2012/09/11 11:20(1279字)

←ソマン教会の外観、数十年間変わることにない定形化された儀式は素朴な信仰文化を象徴する。 だが‘韓国最高の結婚市場’という裏面もある。 ハンギョレ キム・ジンス記者

教会信者 "安値で売って不当利得" 告発
文化部 許可を受けずに不法売買
教会 "手続きには違反したが横領はしていない"

 ソウル 江南(カンナム)のソマン教会が、教会所有の済州島(チェジュド)の土地をこっそり売却していた事実が明らかになった。 教会信者はキム・某担任牧師がこの土地を安値で売り払う過程で不当利得を手にしたという疑惑を提起し、キム牧師を検察に告発したことが10日確認された。

 教会信者が先月検察に出した告発状を見れば、ソマン教会は去る5月29日、済州島の面積3900㎡の土地を営農組合であるC法人に6億2000万ウォンで売った。 この土地は1992年にある信者が教会に寄贈したものだった。 ‘大韓キリスト教長老会財団’の所有である教会財産は、関連法により文化体育観光部の許可を受けて売買をすることが決まっているが、ソマン教会は文化部の許可を受けていなかったことが明らかになった。

 ソマン教会イ・某執事は「済州島の土地は市価10億ウォンを越える土地なのに、半分の価格で売った」として「C法人側から支援金を受け取ったと疑わざるを得ない」と主張した。

 ソマン教会がソウル江南区(カンナムグ)、新沙洞(シンサドン)のマンション9世帯を教会の内部規定である‘長老会憲法規定’に反して便法で所有しているという事実も明らかになった。 長老会憲法95条は‘総会(教会)の財産は大韓キリスト教長老会総会維持財団に編入保存する’とされている。 だが、ソマン教会は該当マンションを登記簿謄本上に長老会財団でなく‘大韓キリスト教長老会ソマン教会代表者キム・某(牧師)’所有で登録していた。 このような状態であればソマン教会は文化部の許可なしにこのマンションを処分できる。

 教会信者はこのような形で文化部の監視を避ければ、担任牧師が教会財産を私有化できると憂慮する。 2003年ソマン教会が所有した京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)、盆唐区(プンダング)の数億ウォン台の建物を前担任牧師が息子に譲ることができたのも教会財産を総会維持財団に登録せずに文化部の監視を避けたたために可能だったということが彼らの主張だ。

 ソマン教会側は「済州島の土地を売却する過程で定められた手続きに反したことは事実だが、横領の事実はない」として「マンション9世帯を長老会財団所有で登録しなかったのは行政上不便なために、そのようにしただけで教会信者の同意なしに売却することはない」と釈明した。 ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/551079.html 訳J.S