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デモ鎮圧に抗議して逮捕された会社員 無罪

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/549161.html

原文入力:2012/08/28 20:41(662字)

裁判所 "集会参加 断定 困難"

  集会を見物している途中、警察の無理なデモ鎮圧に抗議して現行犯逮捕された会社員に無罪が宣告された。

  ソウル中央地裁刑事24単独パク・ソンホ判事は、韓-米自由貿易協定(FTA)批准反対デモに参加して交通を妨害した疑い(一般交通妨害)で起訴された会社員チョン・某(33)氏に無罪を宣告したと28日明らかにした。

  パク判事は 「チョン氏を逮捕した警察官がチョン氏がデモしているのを直接目撃していないと法廷で述べ、チョン氏が放水銃に撃たれて頭と服がぬれていたということだけでは道路を占拠して行進するなど集会に参加したとは断定し難い」と判決理由を説明した。

  チョン氏は昨年11月ソウル、乙支路(ウルチロ)付近のバス停留場に立って集会を見物している間に警察が歩道上の市民まで押し退けたことに対して抗議し、現行犯逮捕され去る2月に罰金100万ウォンで略式起訴された。 しかしチョン氏は正式裁判を請求して裁判を受けた。

  パク判事は「警察がチョン氏を逮捕しながら撮影した写真は集会に参加したり道路を占拠した写真ではなく、連行された姿を撮影したものでありチョン氏の疑いに対する直接的な証拠にはなりえない」と話した。

パク・テウ記者 ehot@hani.co.kr

原文: 訳J.S