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カイスト理事会、ソ・ナムピョ総長 解任案 上程

原文入力:2012/07/13 13:43(1172字)

←23日午前、大田(テジョン)カイスト(KAIST)学校本部前で学部総学生会がソ・ナムピョ総長の退陣を要求する記者会見を行っている。

ソ総長、民事訴訟の可能性…退陣めぐり論難続く公算

 ソ・ナムピョ カイスト総長の去就が新たな局面をむかえることになった。 理事会にソ総長の契約解約案件を上程したためだ。 しかし契約解約案が議決されても、ソ総長側が解任理由の正当性有無を決める民事訴訟を提起する可能性が高く、ソ総長退陣を巡る論難は余震が続くものと見られる。

 カイストは去る12日午後、カイスト理事会(理事長 オ・ミョン)が来る20日に開かれる臨時理事会にソ総長契約解約案件を上程し教育科学技術部にこのような事実を通知したと13日明らかにした。

 カイスト理事会はこの間、数回にわたりソ総長に自主的辞退を要求したが、ソ総長が事実上拒否すると解任案を上程し、ソ総長の疎通不在と独善的リーダーシップを理由に挙げたことが分かった。

 カイスト理事会は去る2月に理事陣を交替し、ソ総長支持派として知られた4人の理事の内3人を交替しており、契約解約案件が議決される可能性が高い。

 カイスト関係者は「外部要人を総長に任命するには、理事長と総長の当事者間で総長委任契約書を作成する」として「この契約書により契約当事者である理事長が理事会議決を経て総長に対して契約を解約すれば、3ヶ月後に効力が発生するので理事会でこの案件が議決されればソ総長は遅くとも10月20日以前に学校を去らなければならない」と伝えた。

 この関係者は続けて「契約書の3条は‘契約解約および損害賠償’規定だが、手順を踏んだ契約解除は有効でも、合理的な理由がないならば残る任期の間は年俸(2年分72万ドル)等を支給する義務がある」として「ソ総長が名誉回復のために契約解約に見合う合理的な理由がないとして民事訴訟を提起することもありうる」と付け加えた。

 これに対してソ総長側関係者は「望みどおりの総長でなければどんな名分でも付けて追い出そうとする一部学校構成員がいる」として「代表的な事例である特許権侵害捜査が進行中であるから、検察が結果を発表する時まで待ってほしいと要求したが、理事会が受け入れなくて残念だ」と話した。

 カイストは昨年初め、学生・教授らが相次いで自ら命を絶ち、教授協議会と学部総学生会などは学士制度改善など学校改革とソ総長ぼ辞退を要求してきた。

大田/ソン・インゴル記者 igsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/542400.html 訳J.S