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‘保導連盟員の娘’涙の思父哭

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/542174.html

原文入力:2012/07/11 21:12(885字)

  民間人犠牲者追慕祭 "父の顔さえ知らずに生きてきた私も六十を越えました。 やっと合同慰霊祭を上げることになりましたが、父のその無念な死はどのようにすれば報われるのでしょうか。"

  11日午後2時30分、忠北(チュンブク)、清州市(チョンジュシ)の忠北大学校で開かれた韓国戦争民間人犠牲者忠北地域合同追慕祭で、イ・スンジャ(63)氏が読んだ涙の思父哭だ。 イ氏は国民保導連盟事件に関わり27歳の若さでくやしく犠牲になった父、イ・ハンヨン氏に手紙を書いた。 イ氏は遺腹子として生まれ‘保導連盟員の娘’というレッテルを貼られて生きてきた60年の悔恨を手紙に込めた。

  この日、追慕祭に参加したチョン・ハンナム清州清原保導連盟遺族会長など遺族と追慕客500人余りはイ氏の文に目がしらを赤くした。 前会長は「歳月が流れるほど遺族の心は重くなるばかりだ」として「追慕祭を契機に民間人虐殺事件の真相が糾明され、適切な補償がなされなければならない」と話した。

  追慕祭は遺族会などが用意した合同祭と大韓仏教三論宗が主導した遷都祭、追慕公演などの順で進行され、人権・平和写真展などが開かれた。 追慕祭に続き韓国戦争民間人犠牲者全国追慕館建設要求が続いた。

  教育文化団体‘共に暮らす私たち’のパク・マンスン代表は「追慕祭が開かれた忠北大に全国10ヶ所余りの虐殺現場から発掘された1600余体の遺骨と4000点余りの遺品が臨時保管されている」として「無念な民間犠牲者をこのように冷遇する国は世界中どこにもない」と声を高めた。

  清州清原保導連盟遺族会などは来る18日午前、忠北道庁で保導連盟員集団虐殺地である清原郡(チョンウォングン)、南一面(ナミミョン)ブントゴルへの民間人犠牲者全国追慕館建設を促す記者会見を行うことで同意した。

オ・ユンジュ記者 sting@hani.co.kr

原文: 訳J.S