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進歩党不正競選2次真相調査結果 キム・ドンハン委員長は "客観性ない" 辞退

原文入力:2012/06/26 22:49(1284字)

←2次真相調査報告書採択のための統合進歩党全国運営委員会が26日午後、ソウル、中区 貞洞(チョンドン)の民主労総教育院で行われている。 カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

 統合進歩党比例代表競選不正・不良を調査した党2次真相調査特別委員が26日記者会見を行い「投票全体の90%に近くを占めるインターネット投票で(党員たちの)未投票現況が一部党役員に独占され、特定候補に活用された情況がある」と明らかにした。 党関係者は「党権派側党役員が未投票名簿を共有してイ・ソクキ候補を組織的に支援した」と話した。 党除名手続きが進行中のイ・ソクキ議員の不正選挙情況が明らかになるにつれ彼の去就にも影響を及ぼすものと見られる。

 真相調査特別委は調査結果報告書で「比例代表競選は現場投票もオンライン投票も共に不正をほう助した不良選挙であった」と明らかにし、比例代表競選を‘総体的不良選挙’と規定した1次真相調査委員会の結論を繰り返し確認した。 特別委はこの日、党全国運営委員会にこのような内容を骨格とした報告書を提出した。 しかし党権派側運営委員が‘オンライン部門などで調査された核心内容が脱落している’として強く反発した。

 真相調査特別委委員は運営委報告後、この日夜、国会で開いた記者会見で「管理者権限付与手続きが不透明で不正な情報利用の可能性があったし、管理者のIDとパスワードを知っていた人々が未投票者情報を抽出したり随時チェックした」と話した。 特別委はその根拠としてソウル、大方洞(テバンドン)の中央党事務所コンピュータで党員たちの未投票情報照会が1100回余り行われたという点を挙げた。

 特別委委員は続けて「現場投票過程でも透明で公正な選挙のための最小限の条件が毀損された」として「二重投票と代理投票が確認された地域を無効にすれば、全体現場投票の32.4%が無効」と明らかにした。 特別委は更に「選挙人名簿署名が捏造された代理投票の情況はあるが、捜査権の限界のために検証する方法がなかった」として「このような代理署名、代理投票疑惑が提起された投票所はほとんど特定候補が100%または、圧倒的支持を受けた所だった」と付け加えた。 特別委が名指しした特定候補は1位を占めたイ・ソクキ議員だと伝えられた。

 これに先立ち党真相調査委員会は前日夜からこの日明け方まで報告書内容をめぐって激論を交わし、調査委員による表決まで行う陣痛の末に8対2意見で報告書を提出することで結論を出した。

 しかし真相調査特別委キム・ドンハン委員長は 「今回の調査は客観性と公正性が徹底的に保障されなかった」として委員長職を辞退した。ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/539764.html 訳J.S