原文入力:2012/06/26 22:35(1552字)
統合進歩党競選不正2次調査結果
オンラインで‘代理投票’広範囲に
党権派 不正責任 具体的指摘
党内葛藤当分続くもよう
26日に公開された統合進歩党比例代表競選不良・不正2次真相調査結果は、具体的な行為主体を挙論しなかった1次調査結果に比べて、党権派の責任を具体的に指摘した。 イ・ソクキ議員らに対する実名を挙論しはしなかったが、報告書の核心内容が‘未投票情報を利用した党権派の特定候補に対する組織的支援’であるだけに、党権派の支援を受けたイ・ソクキ議員を直接的にねらったわけだ。 真相調査特別委はまたイ・ソクキ議員に票の集中があった現場投票所で二重投票と代理投票の情況があると明らかにもした。
だが党権派側は「当事者の疎明を十分に聞かず、誰がどんな不正をしたのかが明確に立証されておらず、重要な調査結果が脱落しているため認められない」と反発した。 2次調査結果発表後に去就を決めると予告したイ・ソクキ、キム・ジェヨン議員もやはり辞退を拒否するものと予想され、党内葛藤は来る30日までに予定された党代表選挙以後にも続くものと見られる。
調査報告書の核心である‘未投票情報利用’は結局、当時党権を掌握していた党権派らが投票していない党員たちの名簿を共有し活用して、党権派で唯一の立候補者であるイ・ソクキ候補を支援したという内容だ。 特別委はこれに対して「選管委員でない党役員が未投票現況を随時閲覧したことは機会の公正性に違反した行為」と規定した。 公職選挙で言えば‘広範囲な官権選挙’だったということだ。 だが党権派側は「報告書が提示した根拠が‘中央党コンピュータから1100回余り党員たちの未投票情報を問い合わせたということ’であるが、投票期間に‘投票できない’という問い合わせが中央党に多数かかってきた。 当然、投票現況を検索して返答しなければならないではないか」と反論した。
‘未投票情報利用’は単純に投票督励ではなく、オンライン投票過程で広範囲な‘代理投票’につながりうるというのが特別委の判断だ。 党籍が異なる地域党員たちが同じ時間帯に同じIPでオンライン投票をした事例がその代表的事例だ。暮らす地域がそれぞれ異なる党員たちが同じ時間帯に同じコンピュータから投票をしたというのは、すなわち誰かが携帯電話認証番号を受け取り代理投票をしたという証拠だということだ。 このような情況は9人の主要候補らが特定の同一IPで大量の票集中を受けたという事実(<ハンギョレ> 25日付1・3面)を通じて明らかになった経緯がある。 重複IPを通じて受けた票の比率はムン・ギョンシク前全国農民会総連盟(全農)議長17.53%、参与党出身であるオ・オクマン済州道党共同委員長11.22%、ユンガプ・インジェ建設産業連盟政治委員長10.28%、ナ・スンジャ全国保健医療産業労働組合委員長9.68%、イ・ソクキ議員4.72%の順だと伝えられた。
報告書はこの他にオ・オクマン候補が公式オンライン投票所以外では使えない投票システムの機能を投票所でない建設会社事務室で不法的に使った点も確認されたことが明らかになった。この事務室でオ候補に票集中を与えた270人が投票する前に読まなければならない‘投票助言’ページを見た痕跡がなく、誰かがまとめて投票したのではないかという疑いを産んでいる。 ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: 訳J.S