原文入力:2009-03-22午後10:58:44
警察 ‘接待用事務室’ 把握していながら言論報道後に実施
3階にはベッド・シャワー施設・ホームバー…“ホテル スイートルームのよう”
‘チャン・ジャヨン リスト’ 捜査はぐずぐず…流布取締りばかり熱上げて
キム・キソン記者,キム・ソンファン記者
←3階で何が。亡くなったたタレント チャン・チャヨン氏事件を捜査中の京畿,盆唐警察署が22日明け方、押収捜索をしたチャン氏所属会社前代表キム・某氏所有のソウル江南区,三成洞,3階建物の姿。キム氏の三成洞にある旧事務室建物は1階ワインバー,2階事務室,3階接見室などとして建てられており、主に報道機関と政・財界人の接待場所として利用されていたことが分かった。 シン・ソヨン記者
タレント故チャン・ジャヨン(29)氏所属会社の旧事務室が性上納と酒接待がなされた‘接待場所’ではないかという疑惑に対して警察が捜査に入った。警察は22日、問題の事務室を押収捜索したがすでに一部什器と書類が持ち出されていたことが確認され、‘後の祭り捜査’という指摘が出ている。
■疑問の3階の部屋
ソウル,三成洞にある問題の事務室はチャン氏の所属会社,前代表キム・某(40・日本逃避中)氏が2005年に買い入れ2007年10月に3階建てに建て増ししたものだ。1階は‘バー(bar) コギエン(そこには)’というワインバー、2階は事務室、3階は寝室などとして使われた。キム氏は昨年10月末、2階の事務室を清潭洞に移し事務室を貸した。1階のワインバーでは2年前に開店した当時、派手なファッションショーなどが開かれたと住民たちは伝えた。ワインバーは現在営業していない。
特にこの建物の3階の‘シャワー施設とベッドがある部屋’がいわゆる‘チャン・ジャヨン文書’に登場する接待用事務室ではないかという疑惑を受けている。22日0時30分から3時間、この建物を押収捜索した京畿,盆唐警察署は「シャワー施設とベッドがあるという事実を確認した」と明らかにした。この部屋を見たことがあるという近隣のある住民は「ホームバーまで備えられていて高級ホテルのスイートルームのようだった」と伝えた。また別の住民は「1階のワインバーは明け方1~2時まで営業され、高級車両がしばしば出入りするなど騒々しく住民たちの間に文句が多かった」と話した。
警察は押収捜索でコンピュータ1台など44品目,201点を確保し内容を分析中だ。警察はまた、建物周辺に設置された閉回路テレビを通じ出入者などを分析している。
■ ‘牛歩’ 警察捜査
警察は捜査本部を拡大し‘厳正な捜査’を公言しているものの、相変らず事件の核心である‘チャン・ジャヨン リスト’と関連しては後の祭り捜査で一貫している。警察はこの間、チャン氏文書とチャン氏遺族たちの告訴状を通じて問題の建物が‘接待用事務室’に使われた可能性を十分に把握していた。しかし警察は三成洞事務室の存在に対するマスコミの報道が相次いでから一歩遅れて押収捜索を行った。
<ハンギョレ>の取材結果、最近チャン氏の所属会社職員たちがこの建物に立ち寄り、事務室什器類などを持ち出して行ったことが確認された。2階事務室を賃借したホン・某氏は「この前、建物主の下で仕事をしている職員たちが2度ほど訪ねてきて、書類や什器類などを載せて行った」として「チャン氏が亡くなる前だったか、後だったかは正確に思い出せない」と話した。これに対して警察は「マスコミの報道が出てくる以前には三成洞事務室の存在を知らなかった」として「(押収捜索結果)格別の内容はないものと見られる」と話した。
反面、警察は‘チャン・ジャヨン リスト’のインターネット流布を防ぐための捜査には熱を上げている。警察は「言論界有力要人などの実名を取り上げ論じたインターネット文57ヶ中で7件の文を上げた人々に対する捜査に拍車を加えている」と明らかにした。
城南/キム・キソン,キム・ソンファン,イ・スンジュン記者player009@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/345551.html 訳J.S