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勤労挺身隊ハルモニ9人「1億ずつ賠償請求する」

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/534673.html原文入力:2012/05/25 19:35 修正:2012/05/25 22:41(836字)

大法院判決に続き来月訴訟
日外相「既に解決済み」


日帝時、「勤労挺身隊」として連れて行かれた三菱重工業(株)で働きながらも、賃金を受けることができなかったヤン・グムドク(84・女・光州広域市西区良洞)氏など9人は、三菱重工業を相手に来月、国内の裁判所に損害賠償請求訴訟を起こすことにした。大法院(最高裁判所)が24日に日帝強制徴用被害者たちの損害賠償請求権を認めた判決を下したことによるものだ。強制徴用されて三菱重工業で強制労動をさせられた勤労従軍挺身隊被害者は288人にのぼる。

ヤン氏など9人は、13~15歳だった1944~45年、「朝鮮女子勤労従軍挺身隊」として日本に連れて行かれ、三菱重工業名古屋航空機製作所などで働いきながらも、賃金を受けることができなかったが, 来月三菱重工業に「1人当り1億ウォンずつ支給せよ」との損害賠償請求訴訟を起こすと、「勤労挺身隊ハルモニと共にする市民の会」が25日、明らかにした。ヤン氏たちは1999年3月、日本政府と三菱重工業を相手で訴訟を起こしたが、2008年11月、日本最高裁判所で棄却された。1965年の韓日請求権協定締結で請求権が消滅したという理由であった。

三菱勤労挺身隊共同交渉団(韓国側共同代表 イ・サンガブ弁護士)は来月5日、東京で三菱重工業側とヤン氏などに対する損害賠償交渉をする予定だ。市民の会は日本最高裁判所判決直後、市民署名運動を行い、三菱重工業を交渉の場で引出、2010年11月から15回交渉して来たが、進展のない状態だ。

一方、玄葉光一郎・日本外務相は25日の記者会見で韓国大法院の判決に対する質問を受けて、「言うまでもない事だが、個人を含み韓日請求権・経済協力協定で完全かつ最終的に解決済みだ」と述べた。

光州/チョン・デハ記者、東京/チョン・ナムグ特派員 daeha@hani.co.kr
原文: 訳 M.S