原文入力:2012/05/22 22:40(851字)
初動捜査が円滑化する公算
司法当局が‘駐韓米軍人犯罪調査のために起訴前に米軍から身柄を引き渡されれば24時間以内に処理しなければならない’という規定が消える展望だ。 これに伴い、駐韓米軍人犯罪の初動捜査が以前よりはるかに円滑になるものと見られる。
政府当局者は22日「韓-米当局が昨年11月から何回も駐屯軍地位協定(SOFA)交渉分科委員会で協議してきた結果、いわゆる‘24時間以内起訴’条項を削除することに合意した」として「23日にSOFA合同委員会を開き、公式発表する計画」と話した。
SOFA規定は駐韓米軍人犯罪捜査と関連して‘韓国の司法当局が起訴以前でも駐韓米軍人被疑者の身柄を要請すれば好意的に考慮する’とされている。 しかしSOFAの下位規定格である合同委合意事項(AR)は‘韓国司法当局は駐韓米軍の身柄を引き渡されれば24時間以内に起訴し、そうでなければ解放すること’を要求している。
司法当局はこの規定に基づいて駐韓米軍人の身柄を引き渡され調査することができる。 しかし現実的に24時間以内に駐韓米軍人の犯罪調査を終えて起訴まですることは容易でないために‘起訴前駐韓米軍人身柄引渡し’条項は事実上死文化されてきた。 ところが昨年下半期、駐韓米軍の性暴行事件が相次ぐなど駐韓米軍の暴力犯罪が増え、韓国司法当局から起訴前に身柄を引き渡される必要性が強く提起されてきた。 政府当局者は「合同委合意事項である‘24時間以内起訴’条項を削除することで今回韓-米合意がなされた」とし 「これからは初動捜査段階で駐韓米軍の身柄を譲り受け期限に追われずまともに捜査できるようになった」と話した。 パク・ビョンス先任記者 suh@hani.co.kr
原文: 訳J.S