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老朽貸切りバス 4300台 走行中

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/533934.html

原文入力:2012/05/21 20:06(1121字)

使用年数限度を超した車両 全体の12%
ブレーキ不良など安全未達 相当数

 営業用として運行できる使用年数(年式)限度である9年を超過した老朽貸切りバスが全国的に4300台余りに達することが確認された。 これは貸切りバス全体の12%水準だ。

 21日国土海洋部資料(2011年7月基準)を確認した結果、全国で登録された貸切りバス3万5717台の約12%にあたる4286台が9年以上運行されてきたことが明らかになった。 今年に入り5月現在で登録された貸切りバスが4108台増えた3万9825台である点を考慮すれば、9年以上運行された老朽車両は4300台余りに達するものと推定される。

 国土海洋部は貸切りバス死亡事故が頻発し、昨年7~11月に使用年数9年を超過した1642台と重大交通事故を起こした187台など1829台に対する安全点検を実施した。 その結果、安全基準未達となった車両が164台発見され、この内‘ブレーキ不良’が67台で全体の41%であることが確認されたと21日明らかにした。

 現行旅客自動車運送事業法は営業用貸切りバスの使用年数を9年以下と規定していて、6ヶ月ごとに臨時点検を通過すれば追加で2年まで延長できる。 しかし去る18日に発生した江原(カンウォン)、楊口郡(ヤンググン)修学旅行バス事故の場合、ブレーキ故障を起こした事故車両の使用年数が8年だったことが明らかになった。 このため使用年数規制をさらに強化しなければならないという指摘が出ている。

 国土海洋部は事業用貸切りバス使用年数基準を再算定するために、外部委託研究を進めている。 国土海洋部公共交通課関係者は「関連規定が10年間維持されたものだとし、再算定が必要だ」と話した。 ただし使用年数基準が低くなるのかは未知数だ。 この関係者は「業界側ではむしろバス製造技術の向上などを理由に、使用年数延長を要求している」と話した。 各級生徒を乗せた貸切りバスに対する国民的不安感が高まっているにも関わらず、業界の意向を完全に無視することはできないという雰囲気だ。

 これに対して交通安全公団交通安全処キム・ヘンソプ次長は「長期的にはすべての貸切りバス業者を対象に事故発生現況・安全管理水準などを調査して等級を付ける‘安全管理水準認証制’を運営する方案を導入する必要がある」と話した。 イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr

原文: 訳J.S