原文入力:2012/02/23 15:02(1627字)
←シン・ギョンファ氏の弟シン・ミョン氏が去る1月に検察から返却された手紙(左側)。<国民日報>がハンナラ党から入手し、去る2007年12月13日付で報道した手紙(右側)。シン・ミョン氏は「兄の米国送還を助けることができる」という知人の話を聞いて、この手紙を書くことになったと主張した。 しかしその知人が誰で自身が書いた手紙がどのようにしてハンナラ党に伝えられたのかは明らかにしなかった。
YTN労組 "取材したが会社の妨害で報道できない"
シン氏 "手紙は私が書いたもの、背後にMB最側近"
BBKの核心人物であるキム・キョンジュン氏企画入国説の根拠になった偽手紙の作成者であるシン・ミョン(50・歯科医)氏が4月の総選挙直前に事件の背後など真実を明らかにすると知人を通じて伝えてきたことが分かった。
これはYTN労働組合が23日午前、労組掲示板に「会社が報道を阻んでいる」と暴露して公開された。 労組は取材した記者の報道草案全文を掲示板に公開した。
公開された内容を総合すれば、シン・ミョン氏は4・11総選挙6日前の来る4月5日に偽手紙の作成を指示した‘上層部’を公開するものと見られる。17代大統領選挙の6日前にホン・ジュンピョ議員がシン氏の手紙を公開したので、同じように4・11総選挙の6日前を‘D-DAY’として捉えたと知られた。 シン氏は3月末に帰国し、先に検察調査から受ける計画だ。
これまでシン氏は、偽手紙作成過程で政界の実力者の介入を暗示する発言をしてきたが、具体的に誰なのかについては口を閉ざしたまま数ヶ月前に米国に行った状態だ。
‘キム・キョンジュン手紙事件’は2007年12月に遡る。ホン・ジュンピョ当時ハンナラ党クリーン政治委員長は「キム・キョンジュンの獄中での同僚シン・ギョンファ氏がキム・キョンジュンに送った手紙」だとして‘お前が大きな家(盧武鉉政府時の大統領府など与党を暗示する-編集者)とどんな約束をしようが、俺たちは利用されるだけだ’と書かれた手紙を2007年12月13日に公開した。この手紙が公開されたことにより「BBKは李明博の所有だ」と主張したキム・キョンジュンは企画入国説に苦しめられることになった。
しかしシン・ミョン氏は昨年末から「ホン・ジュンピョが公開した手紙は全くのにせ物だ。うちの兄(シン・ギョンファ氏)が書いたのではなく、実父のようにつきあってきたヤン・スンドク(慶煕(キョンヒ)大観光大学院行政室長)氏の要請を受けて私が書いたものだ。ヤン・スンドク氏はその手紙を李明博候補の特別補佐官であったキム・ビョンジン(当時、慶煕大教授、現在は斗元工科大学総長)氏に渡した。それがホン・ジュンピョに渡ったのだ」と主張してきた。 また、シン氏は捏造手紙の背後に李明博大統領の最側近がいると主張してきた。
シン氏は総選挙前に帰国して偽手紙の背後を明らかにするという立場を何度も明らかにした。しかし正確な暴露日を指定して知らせてきたのは今回が初めてだ。
関連報道を準備してきたYTN記者は「シン氏が知人を通じて関連事実を伝えてきた。 暴露内容によっては総選挙政局に波紋を招く展望だ」と報道草案を準備した。
しかし該当報道はYTN社会1部長が「新たな事実がない含量未達の記事」として保留した状態だ。YTN労組は「政局の核に浮上しうる事案であり、速報としての価値が充分だ。記事保留の本当の理由は権力の顔色伺いしかない」と主張した。
ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/520474.html 訳J.S