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"石弓で撃たれたことがあるか" 100分討論 荒唐発言

原文入力:2012/02/01 15:47(1872字)

←31日夜、放送直後、プログラム視聴者意見掲示板に上がってきた批判文

 ノ・ヨンボ弁護士<折れた矢>討論でネチズン "死刑制度を討論するには死刑になってみなければならないのか"

"あらゆる事をすべてやってみたカッカ(閣下)だけが討論資格を与えられるのか" 皮肉る

"‘石弓で撃たれたことがあるか?’という発言は‘死んでみたか?’という話と同じ類だが、石弓に撃たれて死ねというのか? 達人に会いに行かなければならない。 石弓に撃たれことがないなら黙っていろって~~~" (@ec***)

 ‘石弓事件’を扱った文化放送<100分討論>に参加したある弁護士が、市民パネルに向かって「石弓で撃たれてみたことがあるか」という荒唐発言で論難をかもしている。

 法務法人太平洋の代表弁護士であるノ・ヨンボ弁護士は去る31日、石弓事件を再照明した映画<折れた矢>をめぐって行った100分討論にパネルとして出た。ノ弁護士はこの日の討論で一貫して「国民がだまされて映画を観た。実話だとは明らかにしなかったとすれば映画を観ただろうか」として「映画を観て市民が映画と現実を混同し、司法府を一方的に非難している」と主張した。

 問題の発言は討論の最後に出てきた。ある市民パネルがノ弁護士に「200万観客はフィクションとファクトを区分できると考える。 映画で扇動されたと表現するのは国民を受動的に見すぎているようだ」として「それが法曹人の持つエリート主義的考え方ではないか」と問い詰めた。

 これに対しノ弁護士は「裁判官がテロにあった。石弓で撃たれたことがあるか?」として「そのワイシャツを老母が洗ったと言うが、生涯、金よ玉よと育てた息子の血が付いたワイシャツを洗う八十歳の老母の手の震えを一度でも考えてみられれば、そんなことは言えない筈」と話した。 ノ弁護士の唐突な発言にスタジオには一瞬静寂が流れ、一部市民論客は頭を下げて笑いをこらえる姿がカメラに捕えられた。スタジオの他の隅から出た笑い声がそのまま電波に乗りもした。

 このような事実が知らされながらネチズンの非難とパロディが洪れた。 ‘choim***'は "子供が部長判事になってこそ金よ玉よと思うのではない。 死刑囚、無期囚も金枝玉葉と感じるのが両親の心" とし "今後、判事は重罪人の両親の気持ちが傷つかないように判決を下さなければならないだろう" と厳しい忠告をした。

 ツイッター利用者‘MD***'は "ノ・ヨンボ弁護士の発言がすべて問題になる訳ではないが、唐突な‘石弓で撃たれたことがあるか?’は明白な論点離脱" と指摘した。 ‘JaceB***'は "それでは死刑制度を討論するには死刑になってみなければならないのか" として "あらゆる事をすべてしてみた‘カッカ(閣下)’だけに討論の資格が与えられるのか? ‘私がしてみたから分かるんだが….’フフ" と書いた。

 ‘imi***'は "ノ・ヨンボの‘石弓で撃たれたことがあるか?’という一言は既存の認識論に対する徹底した否定" とし "‘直接経験していない認識は虚構’というこの考え、人類の哲学史上これほど強力な経験論を主張した哲学者はいなかった。したことある? していないなら黙れ!" と皮肉った。

 ツイッター利用者は "石弓で撃たれたことがあるか? 撃たれたことがないなら黙っていてよ" とか "石弓で皆一回ずつは撃たれているんじゃないの" 等、ギャグコンサートの流行語を応用したパロディ ツィット相次ぎあげた。

 ‘kyn_***'は "ノ・ヨンボ弁護士様、本当に弁護士ですか? 基本的に言って、事件に関連した血のついたワイシャツをなぜ洗うように置いておくんですか? 洗おうとする老母に証拠物だから置いておくように言うのが弁護士の姿勢ではないですか?」と皮肉った。

 ‘mape***'は "皆さん! 石弓で撃たれたことありますか? 石弓を経験するイベントを準備中です" として "皆さんはわき腹とワイシャツだけを準備されれば良くて、照準、発射はノ・ヨンボ弁護士と交渉します" と書いた。

パク・ジョンチャン記者 pjc@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/517000.html 訳J.S