原文入力:2009-03-12午後10:56:18
憲法裁判所 ‘夜間屋外集会禁止’ 公開弁論…‘合憲’ ‘違憲’ 対立伯仲
キム・ナムイル記者
夜間屋外集会だから暴力的になるほかはないということなのか、あるいは夜間屋外集会を原則的に禁止し取締りをするから暴力問題が発生するのか?」(ソン・トゥファン裁判官) 「ろうそく集会は初期には平和的だった。ところが後になって暴力的になったことを見れば取締りのために暴力的に変わったとは考えない。」(イ・クィナム法務部次官) 12日憲法裁判所では夜間屋外集会を禁止した‘集会および示威に関する法律’条項の違憲可否を問う公開弁論が開かれた。この日の弁論は昨年ソウル中央地裁の裁判介入波紋の中心事件格であるアン・ジンゴル狂牛病国民対策会議チーム長事件と関連して提起された違憲推薦に基づくものだ。特に法務部は異例的にイ・クィナム次官が弁論に立った。
ソン裁判官の質問に先立ち、イ次官は「ろうそく集会の規模が大きくなり長期化し過激化・暴力化された事実、夜間になるや匿名性に期待し、機動隊バスを転覆させ大統領府進撃まで試みた事実などを見れば、我が国の夜間屋外集会の危険性がどれほど深刻なのか簡単に分かる」と主張した。これに対しソン裁判官は「(暴力発生の)原因と結果が悪循環された点はないか」を確認しようとしたが、イ次官は‘暴力的なので暴力的だった’という方式で答えた。イ次官はまた「強力な表現手段であるインターネット」の登場で、集会の自由を制限することができると主張し、ミネルバ事件に言及したが‘ミネルバ’パク・某氏が拘束された事実には言及しなかった。
違憲推薦申請人側代理人のキム・ナムグン弁護士は「政府は平和なろうそく集会さえも夜間になされたという理由で処罰した」として「日没以後に集会を全面的に制限するのは日中は生業と学業に従事する人々の基本権を深刻に侵害する」と主張した。パク・チュミン弁護士も「全体集会の中で物理的衝突が発生したのは0.5%に過ぎない。暴力が発生した場合も、法務部意見書にも出てくるように警察が過度な兵力を投じて解散させる過程で発生した」と主張した。
反面、法務部は夜間集会の暴力事例を浮き彫りにさせると同時に、2002~2008年に夜間屋外集会40件が許可された点を上げ、夜間屋外集会が基本的に禁止されたという請求人側主張に反論した。だが憲法裁判所関係者は「法務部などが提出した資料でも昼間と夜間の暴力発生に有意な差がありはしないようだ」と話した。
キム・ジョンデ裁判官は集会の事前許可を禁止した憲法21条2項が‘87年体制’の産物であることを取り上げ論じて、この条項が新設された趣旨を法務部側に尋ねた。これに対しキム・ヒジュン法務部公判訟務課長は「集会の自由を他の基本権よりもう少し強く保障しなければならないという趣旨」と答えることもした。
一方、法務部次官が弁論に参加したことについて、法務部が‘政治的’事件にのみ関心を示しているという指摘が出ている。憲法裁判所のある関係者は「普段法務部が交通事故処理特例法など重要な民生法案の違憲可否にはこれと言った関心を見せなかったこととは大違いだ」と話した。
キム・ナムイル記者namfic@hani.co.kr
原文: 訳J.S