原文入力:2011/12/19 20:37(1332字)
ノ・ヒョンウン記者
‘DDoS’関与可能性に焦点
今週中に再召還 方針
選管委内部共謀説も確認
中央選挙管理委員会DDoS(分散サービス拒否)攻撃事件を捜査しているソウル中央地検特別捜査チーム(チーム長 キム・ポンソク)はパク・ヒテ国会議長の前秘書キム・某(30)氏を先週末に続き今週中に再度召還し調査する方針だ。 検察はキム氏がDDoS攻撃にかかわった可能性を捨てておらず、キム氏周辺の金融口座と通話記録などを幅広く調査している。
検察はすでにキム氏がハンナラ党チェ・グシク議員室前秘書コン・某(27・拘束)氏を通じてDDoS攻撃実行者であるカン・某(25・拘束)氏に1億ウォンを渡した事実を把握しただけに、キム氏の犯罪関与の可能性を最大限把握しようという方針だ。 これについて検察は10・26補欠選を前後して起きたキム氏とコン氏、カン氏の怪しげな金銭取引が代価関係によったものではないかを把握するために口座追跡および通信資料確認を拡大している。 この日、検察関係者は 「口座追跡、資料分析をもう少ししてみた後にキム氏を再召還し調査しなければならないものと見られる」と話した。
検察はまた、コン氏とカン氏などと懇意にしている慶南(キョンナム)晋州(チンジュ)地域の知人たちを次々と召還調査している。 コン氏のある友人は言論とのインタビューで「コン氏が‘自分が全ての責任を負うことになった’という趣旨で無念だと話したのを伝え聞いた」と話した経緯がある。 検察はコン氏の周辺の人を調査し、コン氏が事前に犯行計画をたて、それを周辺に伝えたのではないかなどを確認する予定だ。 検察はこの日コン氏らがDDoS攻撃前日の酒席を持ったB酒場の従業員4~5人も召還し調査した。 ハンナラ党秘書陣が煩わしくからまった去る10月25日の1・2次夕食会を再構成することによって、彼らがDDoS攻撃を事前に知っていたかを確認するための調査過程と読まれる。
検察は選挙管理委員会側関係者も召還していることが分かった。 検察は補欠選当時、選管委ホームページのサーバー状況などDDoS攻撃と直接関連した内容以外にも、10・26補欠選当時に投票所が大量に変更された理由など‘選管委内部共謀説’を確認しているということだ。 しかし選管委関係者たちは「投票所は各洞別に選定し中央選管委へ報告するので、中央で一律的・人為的に投票所の位置を調整することはできない」という趣旨で述べていることが分かった。
一方、検察は選管委ログ記録分析を検証する外部検証機関を選定している。 検察関係者は「提起された疑惑に対して徹底的に検証するという立場なので、信頼できる外部機関も検証に参加させる計画」と話した。カイスト研究チームと国内民間セキュリティー業者の中から一ケ所が検証に参加するものと予想される。
ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr
原文: 訳J.S