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[社説] 北朝鮮のロケット発射、自ら孤立を招来するだけだ

登録:2012-12-02 23:24 修正:2013-01-29 10:48

 北朝鮮が一昨日、長距離ロケットを再び発射すると発表した。朝鮮宇宙空間技術委員会はスポークスマンの談話を通じて「今回打ち上げる‘光明星-3’号 2号機衛星は前回の衛星と同じく極軌道に沿って回る地球観測衛星で、運搬ロケット‘銀河-3’で平安北道(ピョンアンブクド)鉄山郡(チョルサングン)の西海(ソヘ)衛星発射場から南側方向に12月10日から22日までの間に発射することになる」と話した。 北の説明と関係なく国際社会の憂慮と韓半島の緊張を高める不適切な行動だ。

 北朝鮮は今回の発射が平和的な宇宙探査および利用という点を強調している。また国際規定と慣例を円満に守るとも話した。北朝鮮が核実験や長距離ミサイル発射のような挑発的行為をしなかったとすれば十分に納得できる論理だ。宇宙条約は科学的・経済的目的などの宇宙探査をすべての国の権利として認めている。しかし国連安保理は北朝鮮が2006年と2009年にミサイル発射と核実験をした後‘弾道ミサイル技術を利用したいかなる発射’もしくは核実験を禁止する対北朝鮮制裁決議案1718および1874号を通過させている。今年4月だけでなく今回のロケット発射計画は明白な国連決議違反だ。

 北朝鮮が年末にロケット発射計画を発表したことを巡ってはいくつかの分析が可能だ。まず年内のロケット発射を成功させることによってスタートしたばかりの金正恩体制を強固にしようとする目的があるだろう。4月の発射に失敗した後、あえて年内に追加発射しようとするのは、このような内部要因が大きく作用したものと見られる。また、米国や中国、日本など周辺国の指導者が全て交替する時期を選んで対外交渉で主導権を握るという考えもあるようだ。特に我々の大統領選挙日を前後して発射時期を設けたことは、大統領選挙に及ぼす影響力を最大化するという露骨な意図を表していると見ざるをえない。我々のナロ号発射が延期された後、直ちに発射計画を発表したのも国際的な非難を和らげようとする計算と考えられる。

 だが、どんな名分を前に出そうが北朝鮮の意図が貫徹される可能性は非常に小さい。これまでの学習効果で、北の大統領選挙介入にわが国の有権者が振り回される可能性は殆どないと見ても過言ではない。むしろ北朝鮮に対する不信が高まるだけという可能性が大きい。国際的にも米国と日本がすでに強力な警告を送っていて、国連でも追加制裁がなされる公算が高い。北朝鮮は今からでも国際的孤立を自ら招く無用で無謀な行動を中止して、国民生活の安定と国際的な信頼回復に努めなければならない。共生・共栄のための北朝鮮の賢明な判断を期待する。

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/563366.html 韓国語原文入力:2012/12/02 19:13
訳T.W(1224字)

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