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トランプ氏「ゼレンスキー氏は相手にするにはよい人物ではない」…政権交代改めて迫る

登録:2026-10-17 07:46 修正:2026-10-17 08:35
ゼレンスキー大統領、ロシアの石油施設攻撃中止要求を一蹴
米国のトランプ大統領が15日、ホワイトハウスのローズガーデンで開かれた消防士ら緊急対応要員を招いた昼食会で、演説するため演壇に上がっている/AP・聯合ニュース

 米国のトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が互いを非難し合い、正面衝突の様相を呈している。ゼレンスキー大統領は、トランプ大統領が求めたロシアの石油施設への攻撃中止を拒否し、これに対し、トランプ大統領は「恥ずべき決定だ」として、ゼレンスキー大統領が合意を望んでいないと非難した。

 トランプ大統領は15日、米メディア「ニュースマックス」のインタビューで、ゼレンスキー大統領について「熱烈なファンではない」としたうえで、「我々にとって相手にしやすい人物ではない」と述べた。また、「彼は合意を望んでいない」とし、「合意を望んでいるとは言うが、実際はそうではない」と強調した。

 これに先立ち、トランプ大統領は、ウクライナには新しい指導者が必要だと述べていた。ゼレンスキー大統領を交代させるかたちでのウクライナの政権交代を改めて示唆したといえる。

 トランプ大統領はこの日のインタビューで、ゼレンスキー大統領がロシアの石油施設への攻撃中止要求を真っ向から拒否したことについても、「恥ずべきことだと思う」とし、「ゼレンスキー大統領が再び製油所を砲撃すれば、国際原油価格を押し上げるだけだ」と述べた。トランプ大統領は「世界が必要とする軽油を生産する製油所を爆撃すれば、彼は世界にとってよいことをしているわけではない」と改めて強調した。

 これに先立ち、ゼレンスキー大統領は前日の14日に報じられたフィナンシャル・タイムズ紙とのインタビューで、トランプ大統領が求めたロシアの石油施設への攻撃中止を真っ向から拒否し、トランプ大統領を批判した。ゼレンスキー大統領は「(石油精製施設への攻撃に対する)ブレーキは外れた」とし、「我々はもう終わりだ(これ以上守らない)」と述べた。ゼレンスキー大統領はこのインタビューで、トランプ大統領のエネルギー停戦発表後、ロシアがウクライナのエネルギー施設への爆撃を継続するなか、自身は3日間攻撃を制限していたと述べ、トランプ大統領の停戦は破棄されたと主張した。

 ゼレンスキー大統領はまた、トランプ大統領のロシアとの取引やプーチン大統領に対する露骨な憧れなどを批判し、「彼はあのような人々を尊敬していると公然と、しかも堂々と述べている」と非難した。ゼレンスキー大統領は「トランプ大統領にとっては、20年、30年、40年と指導者の座にとどまり続けられる人々こそが、非常に強い人物だということになるからだ」と述べた。

 実際、ウクライナは15日、ロシアのモスクワ南東に位置するリャザンのロシア国営石油会社「ロスネフチ」の石油精製施設を攻撃した。この施設はロシアの石油精製量の約5%を担い、首都モスクワへの燃料供給を支えている。

 トランプ大統領は中間選挙を控え、共和党支持層にとって重要な軽油の価格が高騰したことを受け、ウクライナによるロシアの石油施設への攻撃に責任を転嫁し、攻撃の中止を求めてきた。ゼレンスキー大統領がこれに抵抗したことで、両者の関係はウクライナ戦争勃発以来最悪の状態に陥っている。

 トランプ大統領は9日、ロシアが米国と世界市場に軽油を供給することで合意したと発表したが、これに対しゼレンスキー大統領は「敵国への投資だ」と激しく非難した。翌日、トランプ大統領はゼレンスキー大統領に対し、ロシアの石油施設に対する「クソみたいな攻撃は直ちに中止したほうがいい」と述べ、ウクライナには新たな指導者が必要だと述べた。

 トランプ大統領は11日、ロシアとウクライナが「エネルギー停戦」に合意したと突如発表した。ゼレンスキー大統領は「初めて聞く話だ」としながらも、ロシアが同意すれば従うと述べ、停戦が実現することを望んでいると明らかにした。ロシアはトランプ大統領の停戦発表にもかかわらず、ウクライナへの攻撃を継続した。ロシア大統領府は翌日、エネルギー停戦について「協議が進行中」とだけ明らかにした。

 トランプ政権は、ウクライナへの早期警戒情報の提供を停止する一方、衛星インターネット「スターリンク」の軍用サービスへのアクセスも制限し、ウクライナに圧力をかけている。スターリンクはウクライナのドローンの運用や戦場で不可欠だが、その速度が時速160キロメートルに制限されたため、軍事作戦に活用できなくなった。

 スターリンクの速度制限について、これを運営するスペースXのイーロン・マスク最高経営責任者は、スターリンクは民間用であり、米国防総省が専用するスターシールドに関する最終決定権は米国大統領にあると述べた。ウクライナに対するスターシールドの使用制限がトランプ政権の決定であることを示唆した。実際、ロイター通信が15日に報じたところによると、米当局者らも、ウクライナに対する軍用スターリンクの使用制限命令はホワイトハウスから出されたことを確認したという。当局者らは、国防総省の幹部らが、ウクライナ軍向けのスターシールドのサービスの速度を制限する必要があるというメッセージを受け取ったと述べた。

チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1282809.html韓国語原文入力:2026-10-16 18:40
訳M.S

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