1970年代に日本で民間航空機をハイジャックした後、韓国を経由して北朝鮮へ渡った、いわゆる「よど号ハイジャック事件」の容疑者1人が、平壌で死亡したものとみられる。日本メディアが17日付で報じた。
NHKなど各メディアの報道によると、よど号ハイジャック事件を起こした日本の極左過激派組織「赤軍派」の一員、赤木志郎容疑者(78)が最近、北朝鮮の平壌で死亡したという情報が、日本にいる親族に伝えられたという。日本の警察当局はこの情報を把握した後、確認作業に着手したものとみられる。
「よど号事件」は、1970年3月31日、赤軍派の組織員9人が、日本の羽田空港を離陸し福岡へ向かっていた日本航空(JAL)のボーイング727型機をハイジャックしたことから始まった。当時、JALは国内線航空機に川の名前などを愛称として付けていたが、ハイジャックされた航空機は大阪・京都を流れる「淀川(よどがわ)」の名にちなみ、「よど号」と呼ばれていた。当時、よど号には犯人以外の乗客122人と乗務員7人が搭乗していた。ハイジャック犯たちは、赤軍派のいわゆる「国際根拠地建設」構想に基づき、海外に革命の拠点を築くとして、北朝鮮に向かうことを要求した。
彼らは燃料不足などを理由に福岡空港に立ち寄り、日本政府との交渉の末、乗客など23人を優先的に解放した。その後、日本政府は彼らの北朝鮮行きを許可したが、実際に「よど号」が着陸したのは韓国の金浦空港だった。韓国政府が金浦空港に北朝鮮の制服を着た警察官や軍人を配置し、北朝鮮の空港であるかのように偽装した上で、彼らを制圧しようとしたのだ。ところが、空港にいた米国の民間機がハイジャック犯たちの目につき、作戦が発覚してしまった。
赤軍派は再び日本政府と3日間の交渉の末、残りの乗客99人を全員解放する代わりに、山村新治郎運輸政務次官(当時)を人質に取り、金浦空港を離れて北朝鮮に到着した。その後、北朝鮮は赤軍派全員の政治亡命を許可し、事件発生から5日後に山村次官と乗務員たちは「よど号」と共に日本へ戻ってきた。昨年、ネットフリックスで「よど号事件」を題材に、俳優のソル・ギョングやリュ・スンボムらが出演した『グッドニュース』が公開され、話題を集めた。
日本の警察は、北朝鮮へ向かった9人のうち5人が北朝鮮に残留していると把握してきた。今回、死亡したと伝えられている赤木容疑者と共に「よど号」ハイジャック事件を起こした赤軍派の組織員の一部は、現在も「国外移送目的略取」などの容疑で国際手配リストに載っている。