イラン軍は24日(現地時間)、クウェートを含む中東一帯の米軍基地にドローンとミサイルを発射した。米国はイランを13日連続で空爆した。今月8日の停戦破綻以降、両国は「目には目を」的な激しい空爆合戦を続けている。
イラン軍はこの日、イラン国営放送(IRIB)に発表した声明で「今朝、バーレーンの(シェイク・)イサ空軍基地にある米テロ部隊の兵力の燃料タンク、大型装備の倉庫、貯蔵庫、兵舎が自爆ドローン『アラシュ』の標的となった」と主張した。アラシュはイラン陸軍が運用する最大射程約2000キロ、弾頭重量150キロの長距離ドローン。爆発弾頭が30キロほどのイラン軍の主力自爆ドローン「シャヘド」よりも爆発力が大きい。
イラン軍は、ヨルダンのアル・アズラク基地やクウェートのウダイリ基地などの航空機の格納庫、装備倉庫、兵舎などにもドローンを発射したと述べた。イランの精鋭、革命防衛隊も別の声明で、クウェートのアリ・アルサレム空軍基地を攻撃したと発表した。彼らは基地の弾薬庫を破壊し、米軍の兵力に人命被害を与えたと主張した。
バーレーン内務省はこの日午前、自国で空襲警報のサイレンが鳴ったことを認めた。クウェート軍もイランのミサイルとドローンを迎撃したと発表した。革命防衛隊の主張通りに人命被害があったかどうかは確認されていない。
米軍は23日の夜から24日未明にかけて約2時間15分間にわたってイランを空爆した。米中央軍はXで「ホルムズ海峡を通過する民間の船員や商船に対するイランの威嚇をさらに弱めるため、イラン軍の指揮所、ドローン貯蔵施設、通信網、沿岸の監視施設、海上戦力を標的にした」と明らかにした。米国は今月11日から13日連続でイランを攻撃している。
イランの準官営ファルス通信はイラン当局の話を引用し、南西部のフーゼスターン州一帯が攻撃されたと報じた。ホルムズ海峡に近いケシュム島や港湾都市バンダル・アッバースでも爆発が起き、首都テヘランでも防空網が稼働した。イランのアラグチ外相は22日に米国の攻撃について、「目には目を」の姿勢で応じると表明している。