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米国「米兵2人死亡に対する報復」として再びイランを空爆…終戦覚書を破棄

「米兵1人は作戦中に行方不明」…イラン、終戦覚書から正式に脱退
米中央軍が17日(現地時間)に公開した映像の一部。米軍はこれがイランの戦略的軍事施設を精密攻撃する最新の空爆の様子だと明らかにした=米中央軍提供/AFP・聯合ニュース

 米国とイランの武力衝突が激化する中、イランの弾道ミサイルとドローン攻撃により、ヨルダンに駐留していた米軍兵士2人が死亡し、1人が行方不明となった。戦争開始以来、イラン軍による直接攻撃で米軍の死者が発生したのは初めて。米国は直ちにイランに対する新たな空爆に乗り出し、イランは米国が合意に違反したとして、先月締結した終戦に向けての覚書(MOU)から正式に脱退すると発表した。

 米中央軍は18日(現地時間)、米軍がこの日午後6時からトランプ大統領の指示に基づき、イランに対する新たな空爆を開始したと明らかにした。その上で、今回の空爆は「ホルムズ海峡で商船を脅かすイランの能力をさらに弱体化させ、前夜にヨルダンで米軍将兵を攻撃したイラン革命防衛隊に対し、速やかに代償を払わせるためのものだ」と説明。米軍兵士の死亡に対する報復と、ホルムズ海峡の商船保護を空爆の名目として掲げた。

 これに先立ち、米中央軍は「17日、中央軍と同盟軍がイランの弾道ミサイルおよびドローン攻撃を防御していた際、ヨルダンに駐留していた米軍兵士2人が戦死した」とし、「米軍兵士1名は現在、作戦中に行方不明となっている」と明らかにした。

 攻撃が発生した具体的な場所は公表しなかった。ただ、ニューヨーク・タイムズ紙は米当局者の話として、攻撃を受けた場所がヨルダンのアズラクにあるムワファク・サルティ空軍基地だと報じた。死亡した2人は現役の陸軍将兵であり、イランが発射したミサイルのうち少なくとも1発が米軍とヨルダン軍の防空網を突破して基地に落下したと伝えられた。

 同基地はヨルダン軍と米軍主導の連合軍が共同で使用しており、米軍の戦闘機がイラン攻撃作戦に活用してきた。イランは最近、同基地を弾道ミサイルやドローンで繰り返し攻撃していた。イラン革命防衛隊もミサイルやドローンを使ってアズラクの米軍基地を攻撃したと主張した。

 米中央軍は、死亡・行方不明者3人のほか、米軍将兵4人がヨルダンの病院に搬送された後退院しており、軽傷を負った他の将兵たちはすでに任務に復帰していると明らかにした。死亡者の身元と具体的な事件の経緯については、遺族への通知から24時間が経過するまで公表しないことにした。

 今回の死亡により、2月28日に米国とイスラエルによるイラン攻撃で戦争が始まって以来、死亡した米軍兵士は計16人に増えた。負傷者は430人を超えた。ヘグセス米国防長官はソーシャルメディア「X」への投稿で、「英雄たちの冥福を祈る」とし、「彼らの犠牲は我々の決意をさらに固めるだけだ」と書き込んだ。

 米国は最近、7日連続でイランの軍事施設を狙った空爆を行った。中央軍は、この期間にイランの監視施設や軍需支援基盤施設、地下兵器貯蔵庫、海上戦力などを攻撃したと明らかにした。イランもヨルダンやクウェート、バーレーンなど、米軍基地がある周辺国へと攻撃範囲を広げ、衝突が中東全域に拡大している。

 イランのガリババディ外務次官は国営放送を通じて、「米国が先に約束を破った」とし、覚書に基づくすべての義務の履行を中断すると宣言した。開戦以来公の場に姿を現していないイランの最高指導者モジタバ師も書面による声明で、トランプ大統領の署名を「価値もなく、信頼することもできない」と非難した。また、米国が攻撃を続ければ「忘れられない教訓」を味わせると警告した。

ワシントン/キム・ウォンチョル特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/1268821.html韓国語原文入力:2026-07-20 00:37
訳H.J

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