エルブリッジ・コルビー米国防次官(政策担当)は、米政府が北朝鮮の核問題を十分認識していると述べた。
コルビー次官は4日(現地時間)、ワシントンのシンクタンク「外交問題評議会」(CFR)のセミナーで、「60基以上の核兵器を保有する北朝鮮について、米国はなぜ言及しないのか」という質問を受け、「我々は北朝鮮について言及したことがあり、その問題を十分認識している」と答えた。さらに「それが我々が韓国と非常に緊密な同盟を維持する理由の一つだ」と説明した。
また、韓国政府について「中道左派の進歩系政権だが、防衛費支出を国内総生産(GDP)の3.5%水準に引き上げる新たなグローバル基準に同意した」とし、「韓国は朝鮮半島における通常防衛の主要な責任を担うべきだ」と述べた。さらに「韓国は欧州のモデルを自国の状況に合わせて拡大適用しており、これは非常に称賛に値する」とし、「このような包括的なアプローチは、米国が他の地域で取っている戦略とも類似している」と語った。
コルビー次官は米国の北朝鮮政策について「強い抑止力を維持しつつ、対話と関与に開かれている」と説明した。これは北朝鮮非核化の原則を維持しつつも、「前提条件のない対話」の可能性を残した米国の従来の立場を再確認した発言と言える。
同次官はまた「米国は対話する用意があり、中国やロシアとも対話する準備ができている」と述べ、「ドナルド・トランプ大統領もイスラム共和国指導部との対話に開かれている。ホワイトハウスは、条件なしで北朝鮮と対話する意向があることを示唆した」と述べた。
ピート・ヘグセス米国防長官もこの日、イラン攻撃に関する会見で、北朝鮮と中国が米国の対イラン軍事作戦を批判したことについて、「米国はイランの核の野望に対処する方針であり、その過程で他の国にも十分なシグナルを送ることになるだろう」と述べた。ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官も、イランへの空爆が北朝鮮政策の変更へとつながる可能性についての質問に対し、「北朝鮮に関して米国の立場には変わりがない」と答えた。