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韓国国家安保室長「韓国型原潜、『豪州方式』で別途の韓米協定模索」

登録:2025-12-17 09:34 修正:2025-12-17 10:21
訪米したウィ・ソンラク国家安保室長が16日(現地時間)、ワシントン近郊のダレス国際空港から入国し、取材陣の質問に答えている/聯合ニュース

 16日(現地時間)に米国を訪問したウィ・ソンラク国家安保室長は、韓国の原子力潜水艦建造のために、オーストラリアと同じ方式の別途の韓米協定の導出を模索すると述べた。対北朝鮮政策の主導権をめぐる外交部と統一部との最近の確執については、「国家安全保障会議(NSC)でまとまった通りに履行されていたら今よりましだったはずだと思うと残念」だとして、「具体的な言及はしない」と述べた。

 ウィ室長はこの日、ワシントン近郊のダレス国際空港で韓国特派員団に対し、今回の訪米目的について「韓米首脳会談の共同ファクトシートに記された事項の後続履行を促進するために、高官級対話が必要だった」として、「ペースメーカーの役割をどのように調整して今後の道を探ろうかという趣旨の対話をしてみようと思う」と説明した。

 原潜の導入については「オーストラリアのケースを想定してさらに論議できると思う。オーストラリアの場合、米国の原子力法91条に則った例外となっている。そうするためには両者の合意が別途必要だ」として、「韓国にもそれが必要になりうるので、その可能性を協議してみる」と語った。オーストラリアは、AUKUS(オーカス)レベルで米国原子力法91条(大統領権限による軍用核物質の移転許可)に則って既存の原子力協定とは別の協定を結び、壁を迂回(うかい)している。

 原潜の建造に向けた韓米協議体については「韓国側は準備している。米国側の準備を把握してみる」とし、「双方の協議体を課題別に作ることまでは話されていないが、協議を促進する方法を講じる」と述べた。

 米国との協議で、原潜のほかにも、韓国のウラン濃縮や使用済み核燃料の再処理などの、首脳会談の合意事項の迅速な履行のあり方について話し合う予定だ。ウィ室長は「政治的な重みをつけるには高官級対話があった方がよいと考えて訪米した」とし、「安保事案も大統領室とホワイトハウスが関与してこそ(進展が)速まる」と述べた。ウラン濃縮、使用済み核燃料の再処理などについては「合意が大きな枠組みでなされたことだから、後続手続きが必要だ」とし、「必要なら規定も調整し変える必要があるものもある」と語った。

 ウィ室長は18日までワシントンに滞在し、マルコ・ルビオ国務長官兼国家安保担当大統領補佐官、クリス・ライト米エネルギー長官、ホワイトハウスや国務省の実務陣らと接触し、ニューヨークを経て帰国する。ニューヨークでは国連関係者と接触し、朝鮮半島問題全般について意見を交換する予定となっている。

 ウィ室長は韓米同盟の現状について、「米国の多くの同盟の中で、韓米同盟によい雰囲気が形成されているのは事実。チャンスだと言えばチャンス」だとして、「韓国は『模範同盟』のカテゴリーに分類されているから、悪い雰囲気ではない」との診断を示した。

 米国において北朝鮮問題は優先順位が下がっているのではないかとの指摘には、「下がっているとは必ずしも思わない」とし、「これまで韓国が注力してきたのは周辺の主要国との関係を安定させることだが、そこで少し進展があった。それに比べてこれまで十分でなかったのが南北関係なので、そこに対しても進展を期するという趣旨」だと説明した。

 最近あらわになっている外交部と統一部との確執については、「政府内で外交・安保イシューをめぐって見解が少し異なることもありうる。建設的な意見の相違でもあるが、それは常に国家安全保障会議(NSC)を通じて調整・整理される」と述べた。ウィ室長は「今回の事案も、韓米協議の件についてNSCで議論があった。非常に長い議論があったし、多くの討論を経てまとまったもの」だと語った。そして「まとまった通りに履行されていたら今よりましだったはずだと思うと残念だ」と述べつつも、「統一部が足並みをそろえていないということか」という質問には、「具体的には申し上げない。話し合ったし、まとまっていた」と答えた。

ワシントン/キム・ウォンチョル特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/1234969.html韓国語原文入力:2025-12-17 06:28
訳D.K

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