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韓国、日本を抜いて中国の第4の貿易相手国に

登録:2023-02-01 03:07 修正:2023-02-01 08:52
30日、中国安徽省淮北市のあるアルミニウム工場で労働者が働いている/安徽/AFP・聯合ニュース

 韓国は昨年、日本を抜いて中国の第4の貿易相手国になった。ASEANや欧州連合(EU)などの国家圏域を除けば、米国に次ぐ第2の貿易相手国だ。

 中国の経済メディア「第一財経」の31日の報道によると、昨年の中国の輸出入相手国の中で韓国は輸出入規模が3622億ドルで4位、日本は3574億ドルで5位だった。前年は日本が4位、韓国が5位だった。昨年の中国の貿易相手1位はASEAN、2位はEU、3位は米国だった。ASEANは東南アジア諸国の集まりであり、EUは欧州諸国の集まりであるため、この2つを除けば事実上、1位が米国、2位が韓国、3位が日本とみることができる。

 昨年の韓国と中国との貿易規模は対前年比で0.1%増加したが、日本と中国との貿易額は3.7%減少した。韓国はほぼ横ばいだったが、日本が小幅に減少したことで両国の位置が入れ替わった。中国との貿易で韓日の順位が入れ替わったのは、統計資料が確認できる2015年以降で初。上海国際問題研究院の陳友駿教授は「ここ数年間、中韓貿易の勢いが強く、日本が押し出された」とし、「昨年の中国貿易の特徴は、先進国からの輸入が減少し、輸出が増加したこと」と述べた。

 実際に、韓国との貿易でも中国の「輸入減少、輸出増加」現象が現れている。昨年の中国の韓国からの輸入額は1996億ドル、韓国への輸出額は1626億ドルだった。中国の立場からすると赤字規模は370億ドルに達しているが、輸入額は対前年比6.5%減少し、輸出額は9.5%増加した。日本とも同様だ。昨年の中国の対日本輸出は4.4%増加し、輸入は10.2%減少した。

 中国の昨年の輸出総額も対前年比7.0%増加したが、輸入は1.1%増にとどまった。中国当局が内需拡大を強調し、これまで輸入に依存していた中間財などを自主開発して使用するケースが増加したことで生じた変化とみられる。中国の昨年の輸出額は3兆5936億ドル、輸入額は2兆7160億ドルで、貿易総額は6兆3096億ドルだった。

北京/チェ・ヒョンジュン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1077645.html韓国語原文入力:2023-01-31 13:04
訳D.K

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