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「デルタ株」の威力…1次接種80%の英国、16日の感染者数ここ4カ月で最多

登録:2021-06-18 02:24 修正:2021-06-18 08:36
16日の感染確認9055人
16日、英国のブラックバーンで、マスクをした市民がコロナ検査の広告の前を通り過ぎている=ブラックバーン/AFP・聯合ニュース

 新型コロナウイルスワクチンの1次接種率が80%に迫る英国で、1日の感染確認数が9055人となり、ここ4カ月の最高値を記録した。

 16日(現地時間)のロイター通信の報道によると、英国政府はこの日の新型コロナの新規感染者数が9055人だったと発表した。今年2月26日に8588人を記録して以降、最大規模だ。前日の7594人に比べ20%近くの増となる。

 これは、インドで初めて発見されたデルタ株の拡散のためとみられる。インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究陣によると、デルタ株の急速な拡散によって、英国の感染者数は5月に比べて50%ほど増加している。英国公衆衛生庁の調査によると、1次接種のみを行った場合のデルタ株予防効果は、ファイザーとアストラゼネカともに33%程度。2次接種まで行ってはじめて、ファイザーで88%、アストラゼネカで60%の予防効果が得られた。

 新規感染者が急増したことを受け、英国政府は当初21日に予定されていた封鎖解除日を来月19日へと延期した。

 世界で初めてワクチン接種を開始した英国は、1次接種を終えた人の数が4183万人と、成人人口の79.4%にのぼる。2次接種の完了者は3000万人で、成人の57.4%に達する。

 英国のコロナ感染者数はこの日現在で累計465万人、死者は12万8000人。

チェ・ヒョンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/999747.html韓国語原文入力:2021-06-17 10:30
訳D.K

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