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韓国人留学生、フランスで人種差別を受け凶器に刺される

登録:2020-07-10 10:37 修正:2020-07-10 10:41
アルバニア国籍の3人を逮捕 
外交部「現地警察に協力を要請」
フランスの地域メディア「ミディリブレ」の韓国人留学生被害関連報道//ハンギョレ新聞社

 フランス南部で韓国人留学生が現地の若者らから人種差別的な嘲弄を受け、凶器で刺されて負傷したと現地マスコミが報じた。外交部は被害者の人的事項と正確な事故経緯の把握のため、現地警察に協力を要請した。

 フランスの「ミディリブレ」紙は8日(現地時間)、前日午後11時30分頃、韓国人留学生が南部都市モンペリエ市内で2人の友達と一緒に移動中、ある若者集団からアジア人に向けた人種差別的な暴言を聞き、いざこざが起きたと伝えた。この集団の一人はアジア人を軽蔑するために両手で目尻を引っぱる真似をした。

 現地報道によると、これを見た韓国人学生が「(今言ったことを)もう一度言ってみろ」と要求し、もめごとになった。若者らは韓国の学生を囲んだ後、倒して足蹴にしながら凶器で太ももを2カ所刺したという。この過程で身の危険を感じた韓国の学生は、ガラス瓶を割って抵抗したと地元のマスコミが伝えた。

 負傷した韓国人学生は救急室に搬送され、アルバニア国籍を持つ3人の容疑者は現地警察に逮捕され拘禁されたという。この学生は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)事態によってモンペリエの外への移動が禁止された状態であり、今回の事態で全治5日程度の傷害を負った。

 外交部は「まだ現地の公館に被害事実の申告は受け付けられていない。現地の司法機関と韓国人会などを通じて被害者の人的事項を把握しており、被害事実が確認されれば必要な領事を支援する」と述べた。

キル・ユンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/953009.html韓国語原文入力:2020-07-1007:21
訳C.M