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韓国「パスポート・パワー」米国抜いて世界2位

登録:2019-11-05 03:05 修正:2019-11-05 07:17
200カ国中188カ国で事前ビザなしに旅行可能 
日本・シンガポールが1位…アジア圏がトップ3 
米国はトランプの就任後1~2位から6位に下落
資料写真//ハンギョレ新聞社

 世界の市民が一番欲しいと思うパスポートはどこの国のパスポートだろうか。

 英国に本部を置くグローバル市民権・永住権諮問会社「ヘンリー・アンド・パートナーズ」が最近、世界200カ国を対象に、各国のパスポートで旅行できる国の数が多い順に順位をつけた「2019年ヘンリー・パスポート指数」で、韓国は共同2位(入国可能数基準)となった。大韓民国のパスポートがあれば調査対象となった200カ国中188カ国を短期訪問の際にはビザなし、または到着ビザで入国できることが分かった。

 世界で最もパスポート・パワーが強い国は日本とシンガポールだった。両国のパスポートはそれぞれ190カ国に事前ビザなしでも訪問できる旅行親和的なパスポートとされた。韓国・フィンランド・ドイツが2カ国の差で続くが、「トップ3」が、いずれもアジア圏国家という事実が目を引く。続いてデンマーク・イタリア・ルクセンブルク(187カ国)が3位、フランス・スペイン・スウェーデン(186カ国)が4位、オーストリア・オランダ・ポルトガル(185カ国)が5位で、その差はわずか。

世界各国のパスポート=ウィキメディア・コモンズ//ハンギョレ新聞社

 ヘンリー・パスポート指数は、ヘンリー・アンド・パートナーズが国際航空運送協会(IATA)の最新旅行情報データをもとに、2006年から毎年作成している。韓国は2011年に初めて10位以内に入って以降、徐々に順位が上昇し、2014~15年と昨年に3位になったのに続き、今年初めて2位となった。

 米国と英国はベルギー・カナダ・ギリシャ・ノルウェー・スイス(184カ国)とともに6位にとどまった。特に、米国と英国は2014~16年間に3年連続で1~2位を争っていたが、あいにくとドナルド・トランプ米大統領が当選した2016年以降、ともに毎年ワンランクずつ順位が下がっている。

 北朝鮮のパスポートは事前ビザなしに訪問できる国が39カ所で、最下位圏にとどまった。パスポート指数が低い国はアフガニスタン(25カ国)、イラク(27カ国)、シリア(29カ国)、イエメン(33カ国)、パレスチナ(37カ国)などの内戦または紛争国だった。

チョ・イルチュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/915689.html韓国語原文入力:2019-11-04 15:14
訳D.K
2017年12月、仁川空港第2旅客ターミナルで空港関係者たちが自動出入国審査システムを試している/聯合ニュース