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ビル・ゲイツ ‘ポケット握手’、米国言論も "不適切"

登録:2013-04-25 01:12 修正:2013-04-25 07:03
朴槿恵(パク・クネ)大統領が22日大統領府を訪問したビル・ゲイツ(マイクロソフト共同創業者)エネルギーベンチャー企業テラパワー会長と握手している。 大統領府カメラマン団

 マイクロソフト(MS)の共同創業者であるビル・ゲイツ米国テラパワー会長が去る22日、朴槿恵(パク・クネ)大統領と面談し、片手をポケットに入れたままで握手をしたことが米国内でも関心を集めている。 多くの言論がゲイツ会長の‘ポケット握手’が韓国で‘無礼だ’という非難を呼び起こしたとし、文化差異に焦点を合わせて報道し、一部言論からは不適切だという指摘も出た。

 <ワシントンポスト>インターネット版は24日、ゲイツ会長が国ごとに異なる国際的な礼儀を熟知すべきだったという専門家たちの指摘を伝えた。 この新聞はゲイツ会長の握手の姿が韓国で多くの批判を受けたと紹介しつつ、韓国で片手をポケットに入れて握手することは何かを隠していることを意味するとし、ゲイツ会長が握手する姿は世界最高の金持ちが傲慢だという批判を呼び起こしたと伝えた。

 アメリカン大学校多文化経営研究所のケリー・ウェバー教授は「ゲイツ会長がわざとそうしたことだとは思わない」としつつも「彼の行動はトイレで左手を使う中東で、他人に左手で物を渡すことと同じように失礼であった」と指摘した。

 だが、ウェバー教授は、ビル・リチャードスン前ニューメキシコ州知事が1995年にサダム・フセイン当時イラク大統領と交渉に行き足を組んで座り爪先をフセインの顔に向けたせいで、フセインが交渉の場を蹴飛ばし出て行った事例を紹介しながら、ゲイツ会長の失敗がこれ程まで激しいものではなかったと付け加えた。 ビル・クリントン米国大統領も2004年に東南アジア津波被害以後にタイを訪問した際に幼い子供たちの頭を撫でて論議を起こした。 頭は神聖でむやみに触ってはならないというタイの慣習に触れたためだ。

 ワシントンにある外国文化教育機関である多文化連合(IA)のジュリア ガスパ ベイツ所長は 「米国人は今後(外国で)してはならないことを分かる水準を越えて、なぜそのようにしなければならないかを理解する必要がある」と指摘した。

 <クリスチャンサイエンスモニター>も多くの国を訪問した経験のあるゲイツ会長が、朴槿恵大統領との面談では握手ミスで文化的‘騒動’を惹起したと報道した。 この新聞は、ゲイツ会長がパン・ギムン事務総長、習近平中国国家主席、ニコラ・サルコジ フランス大統領に会った際にも‘ポケット握手’をしたとし、彼が格別の考えもなしに、気楽なスタイルで握手するクセがあるようだと報道した。

パク・ミンヒ記者 minggu@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/584495.html 韓国語原文入力:2013/04/24 21:46
訳J.S(1247字)

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