米国ニュージャージー州下院が21日(現地時間)日本政府に‘慰安婦歴史’教育を促す内容の決議案を事実上全員一致で採択した。
ニュージャージー州下院は本会議で出席議員75人(在籍80人)全員賛成で決議案を通過させた。 米国州議会次元で慰安婦関連決議案が採択されたことは1999年カリフォルニア州下院と今年1月ニューヨーク州上院に続き、今回が三回目だ。
ニュージャージー州下院は決議案で "‘慰安婦’という用語は1932~1945年日本軍に強制動員された‘性的奴隷’を称する日本政府の表現" と前提にして、"これらの大部分は韓国と中国人女性たちだが、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、オーストラリア、オランダなどからも動員された" と明示した。 決議案は続けて "慰安婦の歴史的事実に対する日本政府の容認を受け取りために戦っている慰安婦被害者を支持して、日本政府は歴史的な責任を認め、このような過去の犯罪を未来世代に教育しなければならない" と促した。
発議者であるゴードン・ジョンソン下院議員は 「この決議案は日帝治下で抑留され青春を蹂りんされた数多くの女性たちを祈念するために作られた。 弾圧と苦痛を与えた日本には歴史を変えることはできないと言いたい」と話したと在米同胞団体である市民参加センターが伝えた。
ニュージャージーで慰安婦決議案が採択された契機は2009年に遡る。 当時ニュージャージー パリセイズパークに米国最初の日本軍慰安婦祈念碑が立てられ、日本政府と極右政治家たちがこれを撤去するよう要請してきた。 また、祈念碑に杭を打ち込む行為などが起きると、これに対し反発する雰囲気が形成されたという。 市民参加センターは「日本人たちの無分別で非常識な行動がニュージャージー州民と州議会議員に強力な決議案を採択する必要性を感じさせた」と評価した。
ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr