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「子供の幼稚園知っている」脅迫する不法債権取り立て

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/494324.html原文入力:2011/08/31 20:45(1012字)
キム・ジフン記者

信用回復委員会に事前債務調整を申請した人々の大部分が、信用回復委員会を訪れることになった理由として挙げるのが、取立業者の謝金返済の督促だ。多くて10社に達する取立会社が、それぞれ1日に2~3回電話して家に訪ねてくるので、正常な会社生活と家庭生活を過ごせなかったと事前債務調整対象者は話した。

保険設計士ソン・ミヨン氏(38・仮名)は「電話を受けていないと、電話を受けるまで、一つの会社からだけで1日に4~5回ずつかかってきた」ため、「業務をできないほどであった」と首を横に振った。インタビューをした人々のうち、一部は債権取立が第1金融圏より第2金融圏が、はるかにより深刻だったと主張した。イ・某氏(38)は「銀行側カード会社よりは専業界が激しく、その中でもサムスンカードが一番ひどい」として「個人ワークアウト準備中だと言ったら、他のカード会社は分かったと連絡してこないのに、サムスンカードはそれでも会社を訪れに行くと威嚇した」と話した。

取立業者が差し押さえや競売など法的手続きを進行すると威嚇する場合もあった。法的に債権取立会社は法的手続きを進行できない。キム・ジュンソク氏 (40・仮名)は「取立業者が家に訪ねてきて誰もいなければ『ずっと延滞したカード代金を返さなければ、法的代理人立ち会いの下でドアを取って差し押さえの紙を貼り付ける』というメッセージを残して行く」と話した。 彼は「息子には何でもないと言うが、すでに中学生なのに、良くないことだと知らないでいるだろうか」として「息子に申し訳ない」と首をうな垂れた。

だが、カード会社の債権取り立ては、貸付業者に比べると、何でもないものだった。2009年から様々な貸付業者から1000万ウォン程を借りたイ・ジョンハン氏(36・仮名)は「取立業者が『あなたの娘がどこの幼稚園に通っているのか知っているから、早くお金を返しなさい」と言ってきて、取立業者を警察に通報しようと思った」と話した。貸付業者はイ氏に対して、信用回復委員会で債務調整をしても自分たちの取り立てはずっと続くと脅した。

 キム・ジフン記者
原文: 訳M.S