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DTI規制 事実上 無力化 住宅担保貸出 24%にのみ適用

原文入力:2011-05-25午後10:20:30(1023字)
家計負債 800兆 初めて越えた

イ・ジェミョン記者

住宅担保貸出の内、総負債償還比率(DTI)規制が適用された貸出は24%に過ぎないことが分かった。これは所得で借金を返済する能力を確認しなかった貸出が76%に達するということを意味する。反面、去る3月末現在の家計負債残額が800兆ウォンを越えるなど、家計不健全憂慮はますます大きくなっている。これに伴い、総負債償還比率規制の実効性を高めなければならないという声が高まっている。

25日<ハンギョレ>が入手した金融委員会資料によれば、昨年上半期 都市銀行の新規住宅担保貸出 39兆5000億ウォンの内、DTI規制を受けた貸出は9兆6000億ウォンであり、その比率は24.3%に終わった。1億ウォン以下の貸出、地方貸出、集団貸出などDTI規制を受けない例外規定が多いためだ。

金融委は以後、DTI適用貸出規模を調査していないが実際比率は大きく下がったと見られる。金融委関係者は「昨年8月DTI規制を一時的に緩和した後、去る4月にこれを戻すまで住宅担保貸出が大きく膨らみDTI適用貸出比率は新規住宅担保貸出の10%台中盤まで下がったと推算される」と話した。韓国銀行による調査結果でも昨年末基準で4大銀行の首都圏住宅担保貸出残額の20%だけがDTI規制を受けたと出ている。

反面、家計負債規模はますます大きくなっている。韓銀はこの日 3月末現在の家計負債残額が昨年末の795兆4000億ウォンから6兆ウォン増えた801兆4000億ウォンを記録したと発表した。家計貸出と販売信用残高を合わせた家計負債残額が800兆ウォンを越えたのは今回が初めてだ。これに伴い、現在のDTI規制では家計負債不健全化を食い止められないだろうという憂慮が提起されている。ホン・ジョンハク キョンウォン大教授は「(DTI適用比率が)いたずらに低い水準なので規制が事実上 有名無実化したと見られる」として「DTIは規制とみるより貸出の原則であり、政府が適用範囲を広げ運営も厳格にしなければならない」と話した。 イ・ジェミョン記者 miso@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/479783.html 訳J.S