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現代車 "今月末までストライキ続けば5万台に支障"

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/479353.html

原文入力:2011-05-23午後09:03:21(1282字)
ストライキ 生産支障の実状は?
在庫・残業を考慮すればまだ余裕

ファン・ボヨン記者

現代・起亜自動車は23日、柳成企業のストライキ事態が今月末まで続く場合、国内完成車業者の生産支障が5万台に達すると推定した。しかし、これは24日以後 各工場の生産ラインが全面中断される場合を仮定したものであり信頼性はあまりない。
この日、現代・起亜車側は「自動車エンジンの核心部品であるピストンリングとカム シャフトなどを完成車に供給してきた柳成企業が今月末まで工場を正常稼働できなくなれば、現代・起亜車4万台をはじめ全体の完成車生産物量が5万台ほど支障をきたすことになるだろう」と明らかにした。その根拠について会社側は「現代車の一日生産量が4000台余り、起亜車が2000台余りになる」とし「24日から今月末まで昼夜間勤務だけなく残業特別勤務なども完全に中断された場合を想定し推定した数値」と説明した。

だが、これはストライキ事態による生産支障を過度に誇張したものという批判をかっている。この日、生産が中断された事例は起亜車所下里工場のカーニバル ラインで昼夜間勤務組が8時間にわたり稼動できなかっただけだ。カーニバル ラインは去る20日の夜間勤務組から正常稼働できなかった。反面、この日 残業が難しいと予想された現代車蔚山2工場のサンタフェは在庫に余裕があり正常稼働された。ただし蔚山工場ではエンジン工場の昼・夜間勤務組各70人余りが本来勤務時間の8時間の内 5時間だけ作業した。

24日からは現代車蔚山4工場で作るポーターとスターレックスの生産支障も予想される。だが業界内外では他の生産ラインはまだ大きく憂慮される状況ではないと見ている。匿名を要求した現代車関係者は「ガソリンエンジンの在庫がすっかりなくなる30日以後になって初めて状況が悪化するだろう」と話した。

別の完成車業者での被害展望値(1万台ほど)も論難の的だ。柳成企業からピストンリングの70%を供給されている現代・起亜車とは異なり、韓国GMとルノー三星、双龍自動車などは相対的に余裕があるほうだ。韓国GMは富平・群山工場の在庫が充分で、今週までは正常稼働されると見通しており、ルノー三星もやはり柳成企業からSM5 2.0の生産に使われるカム シャフトだけを提供されており、今月末までは問題がない。双龍車も月1000台ほどを生産するだけのチェアマンのピストンリング在庫が7月中旬まで確保されている状況だ。

完成車業界のある関係者は「会社別に少しずつ差はあるが直ちに生産ラインが停止すると言っても車を購入する消費者への引き渡し基準で見れば2週ぐらいの余裕はある」と話した。

ファン・ボヨン、ファン・イェラン記者 whynot@hani.co.kr

原文: 訳J.S