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電気自動車‘ボルト’乗ってみた…走行感は優れているが瞬間加速力は劣る

原文入力:2011-04-28午後09:43:40(1016字)

ファン・ボヨン記者

←シボレーの電気自動車‘ボルト’

昨年末、米国でシボレーの電気自動車‘ボルト’を購入したスティーブ ウォタネク氏は一ヶ月に一回ずつガソリンスタンドを訪ねる。出退勤する時は電気モードのみで走行し、週末に家族と長距離旅行に行く時だけガソリンを入れれば良いためだ。 リッター当たり何と51kmを走行したことになる。

米国で電気自動車はすでに現実の‘マイカー’になった。昨年末から米国7州で1500台近くが売れた世界初の量産型電気自動車ボルトがその主人公だ。ボルトは240V基準で家で4時間ほど電気バッテリーを充電すれば最大80km走行できる。バッテリーが消耗したら1.4リットルのガソリンエンジンが発電機を回し電気を作り出すため走行距離が610kmまで増える。100km程度走っても不安な心理が先に立つ他の電気自動車の短所を克服したわけだ。ハイブリッド自動車とは異なりエンジンは発電のためだけに使われる。

去る27日、仁川韓国GM青羅走行試験場で直接走らせてみたボルトは噂通り今直ぐ出退勤車両として利用してもも問題ない出来だった。始動した時、小さな騒音さえ聞こえない静粛感はボルトが電気自動車だという事実を改めて悟らせた。

走行感も優れている。直線と曲線コースの全てでボルトは滑るように走った。ただし加速ペダルを踏んだ時の瞬間加速力は一般車両より劣っている。最高速度は161km/h、時速100kmに到達するには約9秒かかる。

だが、今後も当分は国内の道路上でボルトを見ることは難しい。この日、アンクシ  オーロラ 韓国GM副社長は「ボルトが期待以上の呼応を得ており、今年の生産量1万2000台、来年までに4万台を計画している」としつつも「アフターサービスと技術、インフラなど3つの要件が満たされれば明日にでも売れるが、まだ韓国での発売時点は決まっていない」と話した。政府は国内企業等の電気自動車量産計画が当初より遅れており、公共機関を除く一般人への補助金支給時期は2013年以後に持ち越した。

仁川/ファン・ボヨン記者 whynot@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/475477.html 訳J.S