原文入力:2011-04-14午後10:48:06(1030字)
企業ら、重量だまして売るケチな商法
ソウル市 "そこまでは取り締まれなかった"
ソンチェ・ギョンファ記者
キャラクター事業家 カン・ジュンベ(38)氏は1年前、飼っていた犬‘ウンジャ’が噛みちぎっていた愛犬のおやつ袋の中の防湿剤を片づけて驚いた。もしかして犬が食べたかと思い心配になって詳しく調べると、一般防湿剤よりはるかに大きく重かったためだ。包装が剥がされた防湿剤の中からは真っ黒な鉄粉が出てきた。普段インターネット ショッピングモール等を通じて大型マートより安い価格で愛犬のおやつを買ってきたカン氏は「重い防湿剤を入れ重量を誤魔化しているのではないだろうかという疑いを持った」と話した。
カン氏の予感は的中した。カン氏が動物保護団体‘カラ’とともにインターネット ショッピングモールと露店、動物病院などで多く売れている表示重量320~400gの愛犬おやつ15製品を調べてみると、包装紙と防湿剤を除いた実際重量は15製品全てで表示重量に遥かに至らなかった。調査した製品の実際重量は最小220gから最大300gに過ぎなかった。
2005年から2008年まで愛犬おやつ原材料を輸入し販売してもいたカン氏は、去る3日こういう実態を自身のブログに上げた。カン氏は「当時、事業をしながら知り合いつきあった業者関係者たちに連絡してみると、3年前からこういう慣行が生じ最近では400g包装のおやつは260g程度だけ入れて、残りは防湿剤などで満たすという業界基準まで形成されているのが実情だと言っていた」とし「業界でこうしたことが流行のように広がった結果、今の状況で正常重量で作って売れば価格競争力が落ち生き残れないという雰囲気」と伝えた。
愛犬おやつの重量を誤魔化して売ることは飼料管理法違反だが、取締り責任がある地方自治体の管理・監督はこの間全くなされていなかった。ソウル市経済振興本部生活経済課の関係者は「この間、愛犬飼料の成分に対する取り締まりだけを行って来ており重量に対する部分はそこまで気を遣えなかった」とし 「今後、管理監督を徹底的に行う」と話した。 ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr
原文: 訳J.S