原文入力:2011-03-31午前09:38:37(1098字)
放送通信委、代替技術 普及推進
ク・ポングォン記者
政府がマイクロソフト(MS)環境だけで作動し、スマートフォンなどモバイルでは役立たないActive Xをついに取りはらうことにした。Active Xは特に悪性コードを流布させ、ゾンビPCを作り出す主犯の役割もしてきた。
放送通信委員会は30日、Active X除去を骨格とした‘インターネット利用環境改善推進計画’を発表し、2014年までに金融、ゲーム、ポータルなど国内主要100ヶサイトにActive X代替技術を支援することにした。
Active XはMSのインターネット エクスプローラだけで作動するプログラムであり、ファイアーフォックス、クローム、サファリ、オペラなど他のブラウザーでは使えない。現在、国内の大部分の金融、ゲーム、ポータル サイトがActive Xを通じて決済・電子署名・ファイル交換などのサービスを提供しており、使用者がエクスプローラの代わりに他のブラウザを使うことがほとんど不可能な状態だ。3月現在、ヨーロッパではエクスプローラの使用率が37%に留まっているのに反し、国内ではネイバー接続基準で98%を越えている。
特にActive Xはアイフォンやアンドロイドフォンはもちろん、MSのスマートフォンですら作動せず多様なモバイル サービスを遮る障害物として名指しされてきた。その上、悪性コードをまき散らしゾンビPCを作り出し、国内で分散サービス拒否(DDoS)攻撃が相次いで発生する背景にもなっている。(参照:スマートフォン時代 特命1号 "Active Xを除去せよ" http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/945842.html )放送通信委員会はこの日、Active Xを使わずに電子署名が可能な‘スマートサイン’技術を金融圏に普及するなど主要100大サイトに対するウェブ標準の適用を2012年までに20%、2014年までに100%達成するという目標を提示した。ファン・チョルジュン放送通信委員会ネットワーク政策局長は「政府はActive Xの代替技術ガイドライン提示とウェブ標準技術教育を推進し、民間は自発的参加によりウェブサイトを改善する方式で推進されるだろう」と明らかにした。
ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr