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びっくり跳び上がったサバ価格 "買い物をするのがこわい"

原文入力:2011-01-10午前10:22:51(1546字)
昨年に比べ 73%↑…野菜・果物価格もぞろぞろ上昇
ソル(旧正月)大売出し控えた商人も‘はねあがる物価’に売上 不安

キム・ソンファン記者

 "ふぅ、買い物をするのが怖くなる状況です。" 去る7日午後、ソウル、金湖洞の金南市場で会った主婦たちは異口同音にこのように話した。市場商人たちもソル連休が1ヶ月先に迫った状況で物価騰勢がどれくらい続くか知れない不安感に包まれているのは同じだった。統計庁の去る12月消費者物価動向資料で生鮮食品物価が前年対比21.3%まで沸き上がるなど、16年ぶりに最高値を記録し在来市場も‘買い物かご物価’非常事態になった。

金南市場と付近の露天商を歩き回りながら食材料を見回った。魚の露天商で売られるサバは1匹4000ウォン。近所の八百屋に立ち寄るとダイコン1本が2000ウォン、ジャガイモは3ヶで3000ウォンだった。鍋材料用の豆腐は一丁1500ウォン、汁の具にする牛肉は600gで1万3800ウォン、卵は一枚(30ケ入り)5000ウォンだった。夕食で鍋や汁に魚料理一つだけ付けても1万ウォンを軽く越える計算だ。昨年同期と比較してみれば、この中でも特にサバ・ダイコンなどの価格が大幅に騰がっていた。

←ジャガイモ

こちらの市場商人たちは野菜だけでなく魚・肉の値段も同時に騰り、商品販売量が以前と同じではないと話す。実際に昨年初めの異常気温の余波で一年を通して騰落を繰り返したハクサイ・ダイコン・ニンニクなど野菜類と果物価格のために営業が思わしくなかったが、最近では口蹄疫で肉類の物量まで減り市場の雰囲気が萎縮しているということだ。

買い物をする主婦の立場からは、加工食品価格まで上がり負担が大きくなっている。金湖洞に住む主婦キム・ミジン(42)氏は「それでも必要な物だけ量を減らして買おうとしているが倹約して買い物をするのが容易でない」として「子供たちのおやつの材料から減らしている状況」と話した。

先立って同日午前に訪ねたソウル、可楽洞農水産物卸売市場内の青果物市場は夜明けに入ってきた果物を整理するためにリフト車らが店舗の間に行き来するなど忙しい雰囲気だった。こちらの商人たちは「正月の売り出しに備えて物量を確保しているが、大部分の青果物が昨年よりは高く売られるだろう」と見通した。

可楽市場などソウル卸売市場の競売情報を管理するソウル市農水産物公社が出した1月価格動向資料によれば、りんご・梨などの出荷量が減り平年より値段が高いと見通している。昨年の異常気温と台風の影響でりんごの場合、前年に比べ5%、梨は14%程度 生産量が減ったためだ。

一年に二回の法事用品特需をむかえる栗・ナツメ・干し柿などの法事関連青果卸売商たちも心配がたえない。昨年のチュソク(中秋のお盆)の時は日照量不足で栗などの収穫が悪く売り上げが思わしくなかったが、今回のソル売り出しには鋭い冬の天気のせいで物量に余裕がなく価格は高いという憂慮が出ている。可楽市場でナツメ・干し柿などを取り扱う‘ヘッサルパルン青果’を営むキム・チャジュン(53)氏は「栗・干し柿の価格が騰がったり下がったりしながら不安定な状態」として「昨秋・冬の寒い天気で干し柿が凍り値段が上がると見られ、ナツメは昨年の凶作のために全体的に去年のソルより法事用品の価格が大きく騰る見通し」と話した。

キム・ソンファン記者 hwany@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/457886.html 訳J.S