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韓-米FTA‘延長戦’

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/448252.html

原文入力:2010-11-12午前08:33:06(1359字)
米‘牛肉開放’追加要求…再協議 決裂
イ大統領 "時間 必要" オバマ "継続 論議"

チョン・ウンジュ記者、イ・ジョンエ記者、ホン・ソクチェ記者

米国が定めた期限に合わせて米国が要求した争点分野だけについて非公開で進行された韓-米自由貿易協定(FTA)再協議がひとまず決裂した。李明博大統領とバラク・オバマ米国大統領は早い時期内に交渉を妥結するために通産長官会議を延長することで11日 合意した。

李明博大統領はこの日、大統領府でバラク・オバマ米国大統領と会談を終えた後、共同記者会見を通じ 「韓-米FTAについて両国通産長官が議論したが細部事項を解決するのに時間がさらに必要だということで合意した」とし「通産長官らにできるだけ早期に会い最大限はやく合意するようにした」と明らかにした。イ大統領は続けて「交渉が中断されたのではなく続いていると見て、主要20ヶ国(G20)首脳会議が終われば両国通商チームが継続協議することになるだろう。おそらく時間がいくらもかからないだろう」と付け加えた。

オバマ大統領も 「私たちは韓-米FTAの継続推進が必要で、それが両国に役に立つ筈だという点を確認した」とし「正しく行えば両国国民にとってウィンウィン戦略になると信じる」と明らかにした。それと共に「両国(交渉)チームが今後 数日または数週間 休まずに努力し、これを妥結するよう指示した」として「イ大統領が韓国交渉チームをワシントンに送り、今後も継続議論することになるだろう」と話した。

これで去る6月にカナダ、トロントで韓・米首脳の提案により始まった韓-米自由貿易協定再協議は1次期間のソウル首脳会談を越し、米国、ワシントンでの両国通産長官会議を通じて年内妥結する可能性が高くなった。キム・ヒジョン大統領府報道官は「通産長官会議で結論を下すことはできなかったが、相当な進展があったと首脳たちに報告した」とし「もう少し具体的には‘テクニカル パイノライズ’(技術的仕上げ作業)に時間が必要な状況」と説明した。

キム・ジョンフン通商交渉本部長とローン カーク米国貿易代表部(USTR)代表はこの日午前まで争点懸案妥結のために終盤折衝を行ったが、米国産牛肉輸入拡大方案については意見が交錯し最終合意に至ることができないと分かった。自動車分野ではわが方が米国産輸入車に対する安全および環境基準緩和をすでに合意したと知られており、‘密室譲歩交渉’という批判を買っている。

イ・テホ参与連帯協同事務局長は「韓国政府が米国に追加譲歩する意志を持っているのが明らかな状況での交渉延期措置は大きな意味がない」として「政府が自動車分野で我が国の環境問題と国民の安全問題と連結された燃費と安全基準を譲歩したのに続き、米牛肉まで秘密交渉を通じて追加開放するならば国民全ての強力な抵抗に直面することになるだろう」と明らかにした。

チョン・ウンジュ、イ・ジョンエ、ホン・ソクチェ記者 ejung@hani.co.kr

原文: 訳J.S