原文入力:2010-08-09午後10:10:54(1095字)
グローバル インサイト予想 "2012年 900ウォン台 進入"
ファン・ボヨン記者
ウォン-ドル為替レートが来年 1010ウォンまで落ち、2012年頃には900ウォン台に進入するという展望が出てきた。
9日、国際経済展望調査機関である‘グローバル インサイト’が最近出した世界経済展望によれば、我が国の今年の平均為替レートはドル当り1102ウォン、、来年の為替レートは1010ウォンと予想された。
特に2012年にはドル当り977ウォンまで下がり、2007年以後 5年ぶりに為替レートが900ウォン台に再進入すると推定した。2013年と2014年の予想為替レートは各々978ウォンと979ウォンで、2012年以後は970ウォン台後半が我が国為替レートとして固定されると分析された。
現在、1150~1160ウォン水準を維持しているウォン-ドル為替レートが1000ウォン内外に下がれば、国内物価安定には役立つだろうが、輸出企業らは価格競争力の側面で困難を経験するものと予想される。
最近、ウォン-ドル為替レートは下落傾向だ。この日、ソウル外国為替市場でウォン-ドル為替レートは1.7ウォン下がった1160.1ウォンで取り引きを終えた。為替レートは先月1日から今月6日までに69.90ウォンも下がり、先月30日からこの日まで7取引日連続で下降線だ。最近の為替レート下落傾向は輸出好調にともなう経常収支黒字と外国人の株式純買い入れ傾向でドル流入が増えたうえ、米国の景気鈍化に対する憂慮でドル貨が劣勢を示していることに伴うものと分析される。
国内でもひとまずウォン-ドル為替レートが年末までに1100ウォン台序盤まで下がるという展望が多い。最近、産銀経済研究所は為替レートが今年3分期1180ウォンから4分期に1130ウォンまで下がると見通した。ただし為替レートの下落速度は急ではないというのが大方の観測だ。外国為替当局が企業の輸出競争力を考慮し為替レート急落の度にドル買い介入を断行すると予想されるためだ。しかし、物価負担などを考慮する時、最近‘親庶民’政策を標ぼうした政府が過度に介入するよりは微細調整に止まる可能性が強いという展望が出てきている。
ファン・ボヨン記者、連合ニュース whynot@hani.co.kr
原文: 訳J.S