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中国の低価格攻勢にも…世界のテレビ市場でサムスンが全体1位、LGはOLEDで1位

登録:2025-05-20 19:36 修正:2025-05-21 07:19
LG電子提供//ハンギョレ新聞社

 サムスン電子とLG電子は、今年第1四半期のテレビ販売市場で1位と2位を守った。中国が低価格テレビの物量で攻勢をかける中、韓国企業が高級製品に注力した結果と読み取れる。

 20日、市場調査会社オムディアの集計によると、サムスン電子の今年第1四半期の世界におけるテレビのシェアは、売上基準で30.0%、出荷量基準で19.2%となり、いずれも1位だった。それぞれ29.3%、18.7%を記録した昨年同期に比べ上昇した。売上基準で2位のLG電子のシェアは16.6%から15.0%へと下落した。

 韓国企業が売上1・2位を守ったのは、プレミアム製品の躍進が影響を及ぼした結果と分析される。特に高価な有機ELディスプレイ(OLED)市場では、LG電子の勢いが目立った。LG電子の今年第1四半期のOLEDテレビ出荷量のシェアは52.1%で、昨年同期(51.5%)より高かった。サムスン電子が30.8%で後に続いた。

 ただ、低価格を売りにした中国企業の大量出荷の攻勢は今後の変数に挙げられる。液晶ディスプレイ(LCD)なども含めたテレビ市場全体では、中国のTCLの出荷量におけるシェアは13.7%で、サムスン(19.2%)に次いで2位だった。TCLの存在感は昨年同期(12.6%)に比べて大きくなった。続いて中国のハイセンスが11.9%で3位、シャオミ(Xiaomi)が5.4%で5位を占めた。

 それと共に、物量ではなく金額基準でも中国の立地が拡大する傾向にある。今年第1四半期の売上基準でのシェアの3~5位にはTCL(13.3%)とハイセンス(10.9%)、スカイワース(3.7%)が布陣した。2位のLG電子(15.0%)と3位のTCLとの差は1.7%程度だ。

イ・ジェヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/1198411.html韓国語原文入力:2025-05-20 15:33
訳J.S

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