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韓国5大銀行の家計向け融資、1カ月で約5千億円増加

登録:2024-06-02 19:53 修正:2024-06-03 08:16
ゲッティイメージバンク//ハンギョレ新聞社

 韓国の5大銀行の家計向け融資が1カ月間で5兆ウォン近く増えたことが分かった。2カ月連続で増加傾向を示している。

 先月30日現在、5大銀行(KB国民、新韓、ハナ、ウリィ、NH農協)の家計向け融資残高は702兆7020億ウォン(約80.1兆円)で、4月末の698兆30億ウォンより4兆6990億ウォン(約5300億円)増えた。

 先月の家計向け融資の増加幅(4兆6990億ウォン)は、2021年7月(6兆2009億ウォン)以来、2年10カ月ぶりの最大規模だ。5大銀行の家計融資は、3月に2兆2238億ウォン減った後、4月には4兆4346億ウォン増加した。融資の種類別では、伝貰

(チョンセ、不動産賃借保証金)資金融資を含めた住宅担保融資(545兆6111億)が前月に比べて4兆6208億ウォン増え、信用融資(103兆1260億ウォン)も3210億ウォン増加した。家計融資に含まれる保証書担保融資などは小幅に減少したとみられる。

 反騰する住宅売買取引が時差を置いて住宅担保融資の増加に影響を及ぼしたと分析される。韓国不動産院の不動産統計情報システムによると、マンション売買取引量は昨年12月は2万6934件、1月は3万2111件、2月は3万3333件、3月は4万233件、4月は4万4119件と毎月増加している。

 企業向け融資残高の増加傾向も続いた。5大銀行の先月30日基準の企業向け融資残高は802兆1847億ウォン(約91.4兆円)で、4月末の796兆455億ウォンより6兆1392億ウォン(約7000億円)増えた。5カ月連続の増加で、今年1月からの累積増加額は34兆8708億ウォンに上る。融資の種類別では、大企業向け融資(154兆9642億ウォン)が前月に比べ3兆7422億ウォン、中小企業向け融資(647兆2205億ウォン)が2兆3970億ウォン増加した。

イ・ジュビン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1143094.html韓国語原文入力:2024-06-02 16:21
訳J.S

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