原文入力:2010-04-16午後09:31:55(1349字)
"農水産物 価格暴騰…売っても何も残らない"
ソン・ジュンヒョン記者
←‘春窮’を耐える零細飲食店
ハクサイ・玉ネギ 2~3倍上がり、サバなど魚も金価格
昨年開店した飲食店 80% 経営悪化ですでに閉店
冬の酷寒に続き日照量の少ない春の天気のために暴騰した農水産物価格がなかなか下がらずにいる。天気が良くなる3月末~4月初めに安定すると予想された農水産物価格は高空行進を続けており、‘飛び火’は零細食堂など自営業者たちに飛んでいる。"予想もできない‘春窮’中の心情" というのが彼らの哀訴だ。
"わずか2~3週前に1万7000ウォンした玉ネギ20㎏が、今は3万5000ウォンに暴騰した。" 16日午前、ソウル,中区のある食堂で会ったカン・某(54)氏が野菜配達トラックから荷物をおろしため息をついた。可楽洞市場からトラックを走らせて配達に来た納品業者も、申し訳なさそうな表情をして見せた。カン氏は明け方には近隣の建設現場労働者たちに4000ウォンの定食を売り、昼・夕方には主に5000ウォンのヘジャングクとチョングクチャンを売る。"5000ウォン売って付加価値税10%,カード手数料3%,総合所得税2%がつきます。15%抜けば4千ウォンで売っているのに、そこからこんなに騰がった材料費を払えば本当に何も残らないです…,原価が下がるのを待つだけです。"
坪村農水産物市場で直接材料を仕入れてくるという果川のある食堂主人キム・某(50)氏は「商品基準でハクサイ10㎏は盛りの安い時には5000ウォンだったが、今は1万3000ウォンで、青陽唐辛子 1箱は先月より3万ウォンも騰がった10万ウォン」として舌を巻いた。キム氏は「おかずの数を減らすこともできず、かまぼこなど加工食品の種類を増やした」として「事情も知らずに夕方‘三枚肉のお客さん’たちがサンチュを追加してくれと言えば率直に言って恨めしい」と話した。
←主要農産物価格推移
水産物を商う食堂も事情が難しいのは同じだ。原油価格上昇などで漁船操業量が減り、漁獲量が大幅に減ったためだ。サバは今月に入り1匹(300g) 2480ウォンに40%も上がった。坡州,金村で刺身料理屋を営むキム・某(50)氏は「ヒラメ・イサキは2週間前に1㎏に1万1500ウォンだったのが1万6500ウォンに暴騰した」と話した。
飲食業中央会が昨年開店した飲食店50ヶ所余りの経営現況を調べてみると、80%が経営悪化で閉店したと集計されもした。
問題はこのような自営業者たちの早すぎる‘春窮’が当分は続くという点だ。ソウル市農水産物公社イン・チャンス課長は「1月から曇って寒くて農産物生育に支障を与えただけでなく、日照量も70%水準に減った」として「天気の余波で4月末になってようやく全国的に農産物が安定的に出荷され価格も徐々に下がって行くものと見られる」と展望した。
ソン・ジュンヒョン先任記者 dust@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/416429.html 訳J.S