原文入力:2010-04-09午後08:07:13(1340字)
アップル, OS4.0 公開…一般人は6月頃 利用
ク・ポングォン記者
←アップルの最高経営者スティーブ ジャブスが8日(現地時間)米国,カリフォルニア,クパティーノのアップル本社でiPhone OS4.0の特徴を説明している。 クパティーノ/ AP連合
アップル iPhoneで同時作業(マルチタスキング)が可能になり、アプリケーション(APP)開発会社はAPP中に広告を通じ収益を得ることができることになる。
スティーブ ジャブス アップル最高経営者(CEO)は8日(現地時間)米国,カリフォルニア,クパティーノのアップル本社でiPhone OS4.0バージョンを発表した。新しいOSはiPhone3Gs,iPod(32GB,64GB),iPadで利用できる。ただし開発者用ソフトウェア開発ツール(SDK)はすぐに利用できるのに反し、一般利用者には来る6月頃にiTunesを通じてアップグレードできるようにする予定だ。
新しく改善された100種余りの機能の中で最も目を引くのはマルチタスキングとAPP開発会社らがAPP内で広告を運営することができるようになるiAD機能だ。アップルはこの間、iPhoneからiPodを通じた音楽再生の他にはマルチタスキングを許さず利用者らがコンピュータのように色々なプログラムを同時に遂行することはできなかった。
ジャブスはこの日「バッテリーを多く使いAPP実行速度を下げる方式でマルチタスキングを許すことは容易だ」とし「外部開発者らがマルチタスキングを具現できるようにして、これにより速度が遅くならないようにするために時間がかかった」と説明した。iPhoneでのマルチタスキングはすべてのAPPを同時に実行させるのではなく、アップルが開発ツール(API)を通じて許したものだけで可能だ。許されるマルチタスキングはインターネット ラジオやインターネット電話のような音声基盤APPと衛星航法装置(GPS)の位置情報活用サービスなど6種類に限定される。これを活用すればツイーター・米トゥデイを見て<文化放送>や<キリスト教放送>のラジオ APPを聞くことができるようになる。この間、iPhoneでインターネット電話スカイプを通じて電話をしたり、トムトムのようなナビゲーションを実行させながら他のAPPを実行させることはできなかった。
モバイル広告のiADは無料アプリケーションの収益モデルを可能にさせ、今後APP開発が更に増えるよう刺激する展望だ。iADを通じてAPP内で発生する広告売り上げ収益を開発者とアップルは6対4の割合で分け合う。ジャブスは「iPhone利用者は一日平均30分APPを利用するので、10ヶの広告を見ることになる」とし「iPhone OSが搭載された機器がまもなく1億台になるので、一日に10億ヶの広告露出が可能だ」と話した。
ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr