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三星‘パダ(海)’立ち上げ、SKT 国外に飛翔

原文入力:2010-02-16午後10:28:02(3017字)
モバイルワールド コングレス2010

キム・ジェソプ記者,ク・ポングォン記者

←‘パダフォン’(ウェーブ)

三星,‘パダ’立ち上げ

"反応良い" 展望 楽観

三星電子が‘パダフォン’(ウェーブ・写真)を市場に出す前から成功を楽観する姿を見せ注目を集めている。三星電子は自主開発したパダを搭載したパダフォンを15日(現地時間)からスペイン,バルセロナで開かれるモバイル ワールド コングレス(MWC)で初めて披露した。

シン・ジョンギュン三星電子無線事業部長(社長)はこの日、展示場で記者懇談会を開き「ウェーブに対する移動通信事業者らの反応が良い」として「多くの移動通信事業者らがウェーブを供給に積極的だと見る」と話した。彼はウェーブを今年前半期に500ドル(57万ウォン)程度で供給するとし、今年のスマートフォン販売目標量1800万台の内、相当部分をパダフォンで満たすと明らかにした。

イ・ヨンヒ三星電子マーケティング担当常務も「ウェーブ販売目標を既存携帯電話の中で人気を呼んだモデルより高く捉える計画」として「下半期にはまた別の大物も準備する予定」と話した。

パダフォンに対する三星電子の自信は好評を基盤としている。三星電子は展示会開幕前日、記者らに先にパダフォンを公開し反応がどう出るか内心緊張した。グーグル副社長はパダとパダフォンをどう評価するかとの記者らの質問に「印象的でない」と酷評することもした。

だが結果は成功的だった。スーパーAMOLEDディスプレーを装着し、鮮明度とカラー再生感がアップルのiPhoneより優れており、タッチ反応速度もiPhoneに遅れをとらないという評価を受けた。その上、値段も安くスマートフォンでありながら一般携帯電話市場に進入するものと見られる。三星電子が携帯電話を年間2億5000万台以上供給しているという点も、パダフォンの成功を占う根拠だ。三星電子がパダを搭載したパダフォンを年間数千万台ずつ供給すれば、これを土台にパダ生態系が作られるということだ。

バルセロナ/キム・ジェソプ記者jskim@hani.co.kr

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SKT, 国外に飛翔

自動車遠隔制御技術などお披露目

←‘MIV’

SKTが‘産業生産性増大’(IPE)技術で国外市場攻略に再び出る。SKTは2000年代に入り国外移動通信市場に直接参加する形で米国,中国,ベトナムなどに進出したが全て失敗した。

ハ・ソンミンSKT社長は15日(現地時間)スペイン,バルセロナ モバイル ワールド コングレス(MWC)展示場で記者懇談会を開き、「産業生産性増大技術で海外市場を攻略する」と話した。SKTは今回の展示会に広さ260㎡の展示館を用意し、関連技術を大挙お披露目した。携帯電話で自動車を遠隔制御し診断できるようにする‘MIV’(写真),平面映像で製作された映画やドラマなどを3次元立体映像に自動変換させる‘リアルタイム3次元立体化技術’,携帯電話で各種電子製品を制御・管理できるようにする‘ZigBee USIM’,携帯電話をクレジットカードの代わりに使えるようにする‘スマート ペイメント’等が代表的だ。ロング ターム エボリューション(LTE)方式の4世代移動通信網を通じ3次元立体映像をリアルタイム再現が可能な状態で送る技術と、世界で初めて商用化に成功した‘Smart SIM’も公開した。

SKTは昨年9月、社内通信網をスマートフォンまで拡張して、外を移動しながらでも業務を見られるようにする‘モバイル オフィス’と、農場や工場を無線インターネットを通じて遠隔管理できるようにする事物通信(Machine to Machine)など情報技術で他産業の生産性を高める事業を強化し成長突破口とすると明らかにし関連技術を開発収集してきた。

ハ社長は「SKTは移動通信ネットワーク会社からサービス業者に変貌している」として「これからは海外進出も産業生産性増大技術を輸出し海外通信業者の持分を取得する方式で行う」と話した。

バルセロナ/キム・ジェソプ記者

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便宜性↑MS ‘ウィンドウフォン7’がらりと変わった

ノキア-インテル,OS統合へ

グーグルのアンドロイド フォンとアップル アイフォンが支配力を強化しているスマートフォンOS市場に世界的通信・コンピュータ企業らの対応が忙しい。
スティーブ パルマー マイクロソフト(MS)最高経営者は15日(現地時間)スペイン,バルセロナで開かれたモバイル ワールドコングレス(MWC)でMSの次世代スマートフォンOSである‘ウィンドウフォン7’(写真)を公開し、今年末に三星電子とLG電子など全世界企業等がこれを搭載したスマートフォンを出すと明らかにした。パルマーが披露したウィンドウフォン7は個人用コンピュータ(PC)のメニュー画面を縮小したようだった既存ウィンドウ モバイルのデザインからがらりと変わった。人,業務,ゲーム,音楽,オンライン市場など6ヶの基本メニューを配置し使用利便性を高めた。アイフォンのiTunesのように音楽は自社のMP3プレーヤー機能である‘Zune’と連動され、ゲームはコンソールゲーム機のXBOXと連結する。アプリケーションをダウンロードできるオンライン市場の機能が主要に配置され、端末機には‘検索’ボタンが別途あり、MSの検索エンジンである‘bing’をすぐに利用できる。

MSはPC OS占有率が90%を越える世界最大ソフトウェア業者だが、スマートフォン分野ではウィンドウ モバイルの占有率が8%台に過ぎず、ますます下落している状況だ。MSは‘ウィンドウ モバイル’の名前も捨て‘ウィンドウ フォン’で新たな出発をしたが行く道は険しい。

バルマーは「ウィンドウ フォンがハードウェア プラットホームと使用者経験で一層改善された一貫性を提供するだろう」と明らかにしたが、専門家たちは「ウィンドウ フォンの優先課題は既存ウィンドウ モバイルを破壊すること」と指摘した。

世界最大の携帯電話製造業者であるノキアと世界最大半導体業者インテルもこの日、この間両社が各々開発してきたLinux基盤モバイルOSを統合することにした。ノキアのマエモとインテルのモブリンを合わせた‘Meego’OSをスタートさせ、今年2分期にこれを搭載したスマートフォンを発売する予定だ。ノキアはスマートフォン市場でも1位業者だが、アップルとグーグル,RIMの攻勢に押されスマートフォンOSであるシムビアンの占有率が50%台から40%水準へ下落しており危機感が高まってきた。

ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/404991.html 訳J.S