原文入力:2010-02-03午後09:20:43(1117字)
検察, 装備納品業者職員など4人拘束起訴…国家核心技術40件も含まれる
ホン・ソクチェ記者,キム・フェスン記者
メモリー半導体世界1位業者である三星電子の核心技術が、装備納品業者を通じて競争会社のハイニックスへ流出した事実が検察捜査で明らかになった。
ソウル東部地検刑事6部(部長 イ・ジュンヒ)は3日三星電子の半導体製造核心技術を取り出しハイニックスに渡した疑惑(不正競争防止および営業秘密保護に関する法律違反など)で、米国に本社を置く半導体装備生産業者‘アプライド マテリアルズ’(AMAT)社のクァク・某(47)副社長とこの会社の韓国支社(AMK)キム・某(40)チーム長を拘束起訴したと明らかにした。また技術流出過程で介入した三星電子ナム・某(37)課長とハイニックス ハン・某(51)専務も同じ嫌疑で拘束起訴した。この他にAMK社職員7人,三星電子職員3人,ハイニックス職員4人など残り14人は不拘束起訴された。
これらは保安検索台を避け秘密書類をこっそりと持ち出したり、三星電子職員と外国出張に同行し、この職員のコンピュータに保存された半導体開発現況と評価結果などが含まれたファイルをまるごとコピーし技術を引き出した疑惑を受けている。
検察は三星電子首席研究員として勤務し核心技術流出に加担して昨年8月AMK社に移ったＮ氏(米国滞留)に対し逮捕令状を発行し指名手配した。AMAT社は世界最大規模の半導体装備業者の一つだ。
検察は今回流出したことが明らかになった三星電子の技術95件の中には‘国家核心技術’に指定されたものも40件含まれていると明らかにした。国家核心技術は国民経済発展などに重大な影響を与える産業技術で、毎年知識経済部長官が指定する。
今回の技術流出による三星電子の直接被害は数千億ウォンと推算されるが、競争会社がすでに流出した情報により技術格差を急激に減らす場合に生じる間接被害まで考慮すれば被害額が数兆ウォン台に達すると検察は推定した。
ハイニックス側は 「一部職員が非公式学習組織の情報を収集する過程で発生したこと」 として 「２つの会社の工程技術は使用物質と特性,装備構成が異なり、実際の開発および量産過程で三星電子側技術は全く活用されたことがない」と説明した。
ホン・ソクチェ,キム・フェスン記者 forchis＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
