原文入力:2010-02-01午後08:58:06(959字)
寒波で原油輸入急増
1月 4億7千万ドル 赤字
ファン・ボヨン記者
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去る1月、輸入が輸出を4億7000万ドル超過し、貿易収支が1年ぶりに赤字を記録した。
知識経済部が1日発表した‘2010年1月 輸出入動向’(通関基準暫定値)によれば、輸出は昨年同期に比べ47.1%増加した310億8000万ドル、輸入は26.7%増えた315億5000万ドルと集計された。1月の輸出増加率は1988年8月(52%)以後の最高値だ。自動車(158.0%)等、主力品目が揃って大幅に増えた。昨年1月の輸出が前年同月に比べ34.5%減ったことに伴う基底効果に、春節(正月)を控えた中国の輸入増加などが影響を及ぼしたと知識経済部は分析した。
しかし寒波による暖房・発電用原油および石油製品などの輸入が大きく膨らみ輸出効果を相殺した。1月の原油輸入額は寒波と単価上昇により1年前より44.1%増えた58億2000万ドルであり、景気が回復局面に入り込み資本財および消費財輸入も各々28.1%,37.1%増加した。イ・ドングン知識経済部貿易投資室長は 「年末実績を念頭に置いた企業が12月に‘押し込み’輸出をしたため伝統的に1月は貿易赤字が出る傾向がある」と話した。
知識経済部は2月の貿易収支は再び黒字に戻ると観測するが、専門家たちは1月の貿易赤字を今年の交易環境が容易ではないことを示す信号と見ている。ソン・テジョン ウリ金融持株会社経営戦略室首席研究委員は「景気が回復し輸出が増えれば原材料輸入などが増え、好況型赤字構造を示すこともあるが、1月の貿易赤字はそのような様相とは違うとみられる」とし「国内企業の投資が活性化したということよりはオイル価格上昇と為替レート変動性などの悪材料がより大きく作用したようだ」と診断した。昨年23.8%水準だった対中国輸出比重も、今年に入り29.8%まで上がり中国に対する輸出依存が深刻化された。
ファン・ボヨン記者 whynot@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/402237.html 訳J.S