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モンゴルに進出した「韓国のコンビニ」、若者の人気スポットに

登録:2021-12-01 03:00 修正:2021-12-01 06:57
モンゴルやマレーシアなどに進出したコンビニ、韓流食文化などで人気 
米国に進出したフランチャイズ企業のBBQ、「チメク」を伝播 
今年4月にマレーシアにオープンしたCUセンターポイント店が客で賑わっている=CU提供//ハンギョレ新聞社

 「モンゴルのトレンドリーダーたちは韓国のコンビニに集まる」

 モンゴルやマレーシアなど海外で韓国のコンビニが人気を博している。モンゴルの若者の間ではCUやGS25のような韓国のコンビニは「スターバックス級の人気スポット」とされ、今年4月にはマレーシアに初進出したCUの店舗に、開店と同時に人々が殺到し、警察が出動したほどだ。

 28日、CUが公開した資料によると、モンゴルの店舗当たりの1日平均訪問者数は1000人を優に超えている。韓国より3倍多い。特に、所得水準の高い若者層が主な顧客であるため、今後売上拡大の可能性も高い。2018年にモンゴルに進出した後、店舗を約100店にまで増やし、業界2位の米国系コンビニ「サークルK」の店舗数(30店舗)を大きく上回っている。モンゴル現地企業にブランドの使用権限と経営システムを伝授し、ロイヤルティーを受け取る「マスターフランチャイズ」方式で運営されている。

 韓国のコンビニはトッポギやオムク(韓国式のおでん)など韓国の食べ物や商品が現地に伝わる「前哨基地」だ。CUのマレーシア店舗の売上上位商品を見ると、トッポギやタッカンジョン(韓国式のソース唐揚げ)、おにぎりの順で即席食品の人気が高い。カフェが少ないモンゴルで、GS25が発売した「生乳ラテ」は1日平均300杯以上の売れ行きを記録し、韓国に逆輸入された。CUもイカゲームに登場したタルゴナセットをモンゴルやマレーシアの売り場に輸出し、人気を集めている。

米国ニューヨークのマンハッタンにあるBBQのお店で客がチキンとビールを楽しんでいる(コロナ禍前の写真)=BBQ提供//ハンギョレ新聞社

 韓国のフランチャイズチェーンのジェネシスBBQは、チキンの本場である米国で、売上基準で500大外食ブランドにランクインするほどの成果を上げている。2006年にマスターフランチャイズ方式で米国に進出してから、2014年に米国法人を設立して経営に乗り出し、これまでニューヨークやカリフォルニア、ハワイなどで約100店舗を運営している。昨年、BBQ米国法人の売上は5420万ドルで、外食ブランド順位375位を記録した。外食業専門誌「ネーションズレストランニュース」(NRN)が発表した米国で最も急速に成長した外食ブランド5位に選ばれた。

 韓国国内のフランチャイズ加盟店は昨年基準で約22万店で、人口が2.5倍多い日本と似たような水準だ。一方、海外市場に進出した国内主要フランチャイズ加盟店は1000店あまりに過ぎない。2000年代初頭、SPCグループとBBQを皮切りに、海外進出が本格化したが、現地の不安な状況とあいまって成果を上げられなかった。その後、国内競争の激化とともに、韓流ブームに後押しされ、海外市場を狙うフランチャイズ企業が増え続けている。BBQの関係者は「韓国ブランドが米国の中心でチメク(チキンとビール)の文化を先導するほど、国内で熾烈な競争を勝ち抜いて生き残ったKフランチャイズは、世界中どこに出しても競争力がある」と語った。

オク・キウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/1021272.html韓国語原文入力:2021-11-300 2:30
訳H.J

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