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「宇宙インターネット」企業ワンウェブ、ハンファシステム合流後初の衛星打ち上げ

登録:2021-08-24 02:37 修正:2021-08-24 09:08
今年に入って5回目、34機を打ち上げ…計288機が軌道に
今月22日午前7時(韓国時間)、カザフスタンのバイコルヌール宇宙基地からワンウェブの衛星が打ち上げられている=ワンウェブ提供//ハンギョレ新聞社

 宇宙インターネット企業ワンウェブ(OneWeb)は、ハンファシステムの合流後、初の衛星打ち上げに成功した。ハンファが発表した。

 ワンウェブは22日午前7時(韓国時間)、カザフスタンのバイコルヌール宇宙基地から34機の衛星を搭載したソユーズロケットを打ち上げた。今年に入って5度目の打ち上げだ。英政府、バーティ、ユーテルサット、ソフトバンクなどが昨年合流してからは、ワンウェブの衛星打ち上げに弾みがついている。

 ハンファシステムによると、軌道に乗っているワンウェブの衛星は今回の打ち上げによって288機となった。来年までに計648機の衛星を軌道に乗せて宇宙インターネット網を築き、グローバル宇宙インターネットサービスを本格的に開始するというのがワンウェブの構想だ。

 ワンウェブは今年だけで178機の衛星を打ち上げている。これらの衛星はすべてワンウェブと欧州最大の航空機メーカーのエアバスとの合弁会社「エアバス・ワンウェブ・サテライツ」が製造したものだ。衛星打ち上げにはアリアンスペース、ソユーズが協力している。地上で衛星信号を受けて分配するゲートウェイ分野では、米国の代表的なネットワーク企業ヒューズをパートナーとしている。

 ハンファシステムは今月12日、ワンウェブに3億ドル(約3450億ウォン)を投資し、世界的な移動通信会社バーティ、通信衛星企業ユーテルサット、日本のソフトバンクと共にワンウェブの取締役陣として合流した。経営への参加とともに衛星製作、低軌道衛星通信アンテナでの協業などでワンウェブとのシナジー効果を得られるとハンファは期待している。

キム・ヨンベ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/1008689.html韓国語原文入力:2021-08-23 09:12
訳D.K

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