原文入力:2010-01-15午後02:49:16
DRM解除・ネイト無線ラン開放など サービス強化
国内業界 アンドロイド フォンなどスマートフォン競争 本格化
キム・ジェソプ記者,ク・ポングォン記者
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"捨ててこそ得る。"
SKTが無線インターネット サービス活性化の障害物という指摘を受けてきた既得権保護装置を全て捨てると宣言した。これを通じて音声通話中心の移動通信市場を無線インターネット サービス中心に変え、その中から新たな成長突破口を探すということだ。
ハ・ソンミン SKT移動通信事業部門社長は14日、ソウル,乙支路のTタワーで記者懇談会を開き、‘無線インターネット活性化計画’を発表した。SKTはまず今年のスマートフォン供給量を200万台に増やすことにした。ハ社長は「今年新たに供給する移動通信端末機50種中で15種をスマートフォンとし、この内13種ほどをアンドロイドフォンとして出す計画」と明らかにした。SKTは2013年には発売端末機モデルの内40%をスマートフォンとして出す計画だ。
SKTはスマートフォンだけでなく一般携帯電話にも無線ラン(Wi-Fi)通信網利用機能を搭載することにした。またデータ通信料を徴収するために移動通信網を通じてのみ利用できるようにした‘NATE’を無線ランにも開放し、NATEに含まれるコンテンツを無線ランを通じてもダウンロードできるようにすることにした。この他に来る3月から新しく出す端末機は音源著作権保護装置(DRM)を解除し個人用コンピュータやMP3プレーヤーに含まれる音楽ファイルを別途変換手続きなしに移して楽しめるようにすることにした。ハ社長は「当座はメロン売り上げが減る」とし「だが今は市場を育てるのが先という考えで開放することにした」と語った。
SKTは無線インターネット定額料金で色々な機器で無線インターネットを利用できる料金制も今年下半期に出す。これを利用すれば5万ウォンの定額料金で加入し、音声通話と携帯メールは携帯電話で行い、無線インターネットはノートブックや電子ブック・ナビゲーション・MP3プレーヤーで行うことが可能だ。今は各機器を利用する度に別途の料金制に加入しなければならない。利用者側から見れば機器毎に別の料金制に加入することに伴なう加入費と基本料などを節減できる。
無線インターネット利用を快適にすることために通信網投資も増やす。3世代移動通信(WCDMA)網のデータ通信速度を高め、SKブロードバンドの有線通信網が敷かれた地域とメンバーシップ提携社売り場,無線インターネット利用が多いと予想される公共空間などを中心に無線ラン通信網を拡大する計画だ。
この間、音声通話収益に安住してきた移動通信企業らがアップルのiPhoneに刺激され市場環境が急変していることを認識し、生存の道を探して出たわけだ。イ・ソクチェKT会長も来る19日に記者懇談会を開き、無線インターネット事業を強化する方案を発表する予定だ。国内消費者は多くの話題を呼び起こし国内に導入された外国産スマートフォン一つが、容易に変化しなかった韓国の移動通信市場環境を変えている現実に改めて驚いている。
一方、SKTは初めてのアンドロイドフォンを2月初めにモトローラ製品として出すことにし、来る18日に初めて公開する。アップル iPhoneの有力な対抗馬に浮上している‘アンドロイドフォン’が始まるわけだ。アンドロイドフォンは三星,LG,パンテックなど国内製造会社も今年数十種を出荷する計画だ。これに伴いOS,APPストア,熱誠的待機需要など色々な面でライバルのアンドロイドフォンとiPhoneの一騎打ちが国内でも本格的に繰り広げられる展望だ。競争構図は‘iPhone対アンドロイド連合軍’の様相を帯びている。LG電子と三星電子,パンテックなどがアンドロイドドンでスマートフォン事業を強化すると明らかにしたのに続き、移動通信社らも‘連合軍’に加勢したためだ。
アンドロイドは移動通信会社らにとってどんなOSより魅力的だ。アップルやブラックベリーのように特定社だけが使う閉鎖型OSではなく、マイクロソフトのウィンドウ モバイルとも違いライセンス費用を払う必要がない。オンライン市場のアンドロイドマーケットは売り上げの30%をアップルが持っていくアップル APPストアとは異なり、グーグルの取り分がなく、移動通信社が30%を持っていく。市場調査機関のガートナーは2012年のスマートフォンOS市場で、アンドロイドがアップルを上回り、ノキア シムビアンに次ぎ2位に上がると展望した。
キム・ジェソプ,ク・ポングォン記者jskim@hani.co.kr