本文に移動
全体  > 経済

新型コロナ拡散で“キムチ輸出”36%増加…半分が日本に

登録:2021-01-06 21:57 修正:2021-01-07 09:22
韓国貿易協会が分析
米国向け輸出用キムチ=プルムウォン食品提供//ハンギョレ新聞社

 昨年のキムチ輸出は、一年前より1.4倍近く増えたことが分かった。新型コロナウイルス拡散の懸念が広がり、免疫力を高めるキムチに対する世界の需要が増えたためとみられる。特に、日本は韓国産キムチの最大輸出市場となった。

 6日、韓国貿易協会の国際貿易通商研究院の資料によれば、昨年1~10月の累積キムチ輸出額は1億1909万ドルで、前年の同期間に比べて36.4%増えた。当期間の輸出額は史上最高値でもある。輸出物量は3万2833トンだ。

 最も多くキムチを輸入したのは日本だった。昨年日本に輸出されたキムチは5948万ドル分で、キムチ総輸出の49.9%に達する。次いで米国(輸出比重・15.7%)、香港(5.3%)、台湾4.1%の順だ。昨年のキムチ輸出単価は1キロ当たり3.6ドルだった。

キムチ輸出額および輸出増加率推移=資料:韓国貿易協会//ハンギョレ新聞社

 キムチ輸出が大きく増えたのは、新型コロナの拡散が影響を及ぼしたと見られる。一例として、新型コロナ拡散直前の昨年3月、日本向けキムチ輸出の増加率は3%にもならなかったが、4月から2桁の増加率を示した。貿易協会は「新型コロナ以後、免疫力増進に役立つ発酵食品需要が増え、キムチ輸出が急増した」と明らかにした。

 韓流文化の拡散による現地の人々のキムチ嗜好増加もキムチ輸出増加の原因に挙げられる。韓国の代表キムチ輸出企業であるテサン(株)の関係者は、ハンギョレとの通話で「5~6年前まで米国のキムチ購買顧客の90%以上は韓国人だったが、最近はアジア系を中心とする現地の人々の購買の割合が次第に増加している。ユーチューブなどを通じてK-POPコンテンツを共有する若い層が増え、アイドルグループの防弾少年団(BTS)や野球選手リュ・ヒョンジンなどスターのファン増加もキムチを好む層を広げている」と話した。

チョ・ゲワン、パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/977574.html韓国語原文入力:2021-01-06 17:04
訳J.S

関連記事